見通し距離とは送信所から受信地まで電波が届くかどうかを見極める値です。
当たり前の話だが地球は丸い。2つの距離が離れると、地球自体の陰に入って2点は見通せなくなる。
この見通し距離の式で算出された距離というのは2点の見通しがきくかどうか?ということであって、
電波が必ず届くということではない。送信側の電力が小さく、
受信地で所要の電界強度が得られなければ、この式で算出された距離内であっても受信は難しくなる。
また、この式では途中の障害物などは考慮されていないため、
途中に高層の建築物や山岳などがある場合には適用できません。
親局クラスの大電力局が受信できるかなどの参考ぐらいにはなるでしょう。
理論
送信点と受信点を画像の図のように考えると、接線の部分を直角とした
直角三角形ができます。これで三平方の定理(ピタゴラスの定理)が使えますね。
見通し距離はd1とd2を足した距離なのでd1+d2となります。
なお、地球の半径Rは6370kmです。よく地球1周は4万kmといわれますが、
円周の式2πRに代入してみてください。近い値が出たと思います。
電波の見通し距離を計算するときは電波の屈折する性質から地球の半径を4/3倍した値
(約8490km)を使います。
半径Rの値で6370kmを使った値は幾何学的見通し距離と呼ぶ場合もあります。
電波の見通し距離の近似値を求める公式として
4.12(√h1+√h2)[km](h1、h2はそれぞれ送信点と受信点の高さ[m])
幾何学的見通し距離の公式は 3.57(√h1+√h2)[km] があります。
当たり前の話だが地球は丸い。2つの距離が離れると、地球自体の陰に入って2点は見通せなくなる。
この見通し距離の式で算出された距離というのは2点の見通しがきくかどうか?ということであって、
電波が必ず届くということではない。送信側の電力が小さく、
受信地で所要の電界強度が得られなければ、この式で算出された距離内であっても受信は難しくなる。
また、この式では途中の障害物などは考慮されていないため、
途中に高層の建築物や山岳などがある場合には適用できません。
親局クラスの大電力局が受信できるかなどの参考ぐらいにはなるでしょう。
理論
送信点と受信点を画像の図のように考えると、接線の部分を直角とした
直角三角形ができます。これで三平方の定理(ピタゴラスの定理)が使えますね。
見通し距離はd1とd2を足した距離なのでd1+d2となります。
なお、地球の半径Rは6370kmです。よく地球1周は4万kmといわれますが、
円周の式2πRに代入してみてください。近い値が出たと思います。
電波の見通し距離を計算するときは電波の屈折する性質から地球の半径を4/3倍した値
(約8490km)を使います。
半径Rの値で6370kmを使った値は幾何学的見通し距離と呼ぶ場合もあります。
電波の見通し距離の近似値を求める公式として
4.12(√h1+√h2)[km](h1、h2はそれぞれ送信点と受信点の高さ[m])
幾何学的見通し距離の公式は 3.57(√h1+√h2)[km] があります。