”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

愛知の伝統野菜で豊かな食卓づくり

2014-10-31 09:44:23 | 在来種 伝統野菜

NHK文化センター豊橋教室で開催された

「愛知の伝統野菜で豊かな食卓づくり」講座を

受講させていただきました。

  

講師は、田中稔先生。

野菜ソムリエの資格を取る時も、

そして取得後も、クッカリーのご指導をいただきました。

  

 

実は、この日の午前中、

私は、同じ教室で講師として講座をやらせていただきました。

講座の後片付けをしていると、

そこに田中先生が準備のために入っていらして

お話をさせていただくこともできました。

  

  

先生は、大量の野菜と調味料と調理道具を車に積んで

名古屋からお見えになりました。

そして、机を並べ替え、クロスをかけ、

手順に従って道具を並べていくと、

そこが、まるで田中家のキッチンになったかのよう!!

  

  

では、先生によって愛知伝統野菜がどう料理されるのか、

ご覧ください。

  

 

●越津(こしつ)ねぎとじゃがいものサラダ

  

  

   

●天狗なすの丸焼き 薬味添え

  

  

  

●八名丸(やなまる)里芋の明太子和え

  

  

  

●宮重(みやしげ)大根とラディッシュのビール漬け

 

  

  

●木之山五寸(このやまごすん)人参の葉のかき揚げ

 

 

どれも、おいしくいただきました。 (*^_^*)

  

 

私が、愛知伝統野菜の存在を知ったのは、2007年のことです。

あれから7年が経ちました。

しかし、認知度は当時とほとんど変わっていません。

ファーストトマト、愛知早生ふきのようなメジャーなものを除けば、

静岡でも手に入るものは、

越津ねぎ、八名丸里芋、天狗なすくらいでしょうか?

  

伝統野菜について学んでいくと、

必ず「これをどうしたいの?」という問題にぶつかります。

京野菜、加賀野菜のようなブランド化?

地域おこし?

その瞬間、野菜が「食べ物」から「道具」に変わる気がして

いつも憂鬱な気持ちになっていました。

  

田中先生は、ご自分で伝統野菜の栽培もなさっています。

それは、将来のある子供たちに

安心できるものを食べさせたいという思いがあるから・・・。

「地産地消」は、何よりも味が良い、

そして、環境にもやさしい、

子供たちが地元の農業や農産物に親近感を感じる。

  

究極の「地産地消」が、伝統野菜なのだと思います。

まずは、愛知県のみなさんに

こんな宝物があることを知っていただきたい。

 

愛知の伝統野菜は、こちらでご覧になれます。

  

田中先生、ありがとうございました。

  

コメント (2)
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