”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

有明海のエイリアンを食べた

2025-01-30 20:13:37 | ブログ

この鋭い歯を剝き出しにしているのは、

有明海のエイリアンと呼ばれるワラスボ。

  

  

そのワラスボの干物をいただきました。

  

   

長さ40cmほどあります。

  

   

炙って食べる、素揚げにして食べるなど

お酒に合うような食べ方が紹介されていますが、

私は「ワラスボ昆布だし」をとってみました。

    

干しワラスボと真昆布を1時間ほど水に浸け、

火にかけたら、まず昆布を引き出し、

その後30分ほどじっくり煮出しました。

  

きれいなおだしがとれました。

これが上品なすっきりした味わい。

  

  

このおだしで、野菜おでんを作りました。

聖護院大根、海老芋、キャベツ、トマトにおだしがしみて、

すごくおいしかった!! ヽ(^o^)丿

だしをとった後のワラスボも、おでんの具としていただきました。

  

  

そして、もう一品は、

ワラスボを素揚げにして、

  

  

南蛮漬けを作りました。

カリッとしたワラスボは香ばしくて、丸ごと食べられます。

  

   

ここまで、干したワラスボをご覧いただきましたが、

本物はこんな感じの魚です。

         【画像お借りしました】

  

  

有明海には、このような珍しい魚が生息しています。

その理由は・・・

日本では、有明海、八代海にこのような珍しい魚が生息していますが、

朝鮮半島にも生息しています。

これは、元々は大陸にいた生物が、

大陸と日本が地続きになった氷河期に日本へ分散した後、

日本に取り残され生息している・・・ということを表しています。

  

 

有明海の生物のことを不思議に思いながらも、

これまで調べることなく過ぎてしまいました。

取り残されたエイリアンをいただきながら、

学ぶ機会も与えていただきました。

 

ありがとうございました。

 

 

コメント (1)
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