”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

白と黒 ペッパーの話

2017-04-13 18:32:46 | スパイス

イタリアンパセリの横に、4粒の胡椒が並んでいます。

 

一番左がホワイトペッパー。

その隣がブラックペッパー、そしてピンクペッパー、グリーンペッパー

と並んでいます。

  

この中で、私たちに一番身近なものは、ホワイトとブラックでしょう。

子どもの頃は、ホワイトの粉末のものしかありませんでした。

これをラーメンにふりかけると、大人になったような気分に。

   

その後、粗挽きのブラックペッパーが出てくると、

この黒い粒々がとても辛そうに見えましたが、

でも、これが料理にふりかけられていると、おしゃれな感じがして

ずっとブラックペッパーだけ使っていました。

  

ところが、このブラックペッパーとホワイトペッパーは同じものなのです。

違うのは、採取する時期と乾燥のさせ方。

  

ブラックペッパーは、

 ●緑の未熟果を採取

 ●外皮をつけたまま乾燥させたもの

  

ホワイトペッパーは

 ●完熟した実を採取

 ●水に浸した後、外皮をはがし、乾燥させたもの

 

   

ブラックペッパーは、外皮が残っているので香りも強く、

辛味も強くなっています。

臭みを消したいお肉料理に使うといいですね。

  

ホワイトペッパーは、外皮がない分、色も白く

香りも辛味もマイルドです。

クリーム系のお料理や白身魚のお料理など

白い色をきれいに残したい場合は、

ホワイトペッパーを使うとよいでしょう。

  

今まで、何も考えずにブラックペッパーを使ってきましたが、

せっかくスパイスの勉強をさせていただいているのですから、

うまく使い分けないと。(*^-^*)

 

 

こちらのお料理には、ブラック、ホワイト、ピンクのペッパーが使われています。

ピンクペッパーについては、こちらをご覧ください。

 

 


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