雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

砂漠

2011-03-04 | 

今週読んでいたのは『砂漠』。

 

青春小説で伊坂幸太郎作品の中でも稀有な内容でしょう。

あまり内容バレしない程度に書くけど、主人公グループの5人+αは気持ちがいい。

特に西嶋。

彼のような確固たる自分を持った人間にとても憧れる。

実際の自分は絶対彼のような人間を非難する方だろうと思う。憧れてるのに。

やはり周囲となじめないのに耐えるだけの精神力がないもんなー。

 

でも何か自分の中の奥深いところでいつも眠り続けているものを呼び起こしてくれたと思った。

人生の傍観者じゃないんだよ。

人生の主人公なんだよ。

 

鳥井を見て思う。

不本意な生活を今過ごしていたとしても、それは運命。

運命を諦めるのではなく、その運命を楽しむこと。

 

自分は”オアシス”から”砂漠”にでてきて15年経った。

俺は運命を諦めかけてないか??

 

改めて自分に問いかけることができた。

砂漠 (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社

初めて思ったこと

2011-03-04 | そのほか

今週前半のある日、朝起きると朦朧としていました。

いつまでたっても朦朧。

朦朧としてても、何故か関節が痛い。あと気分が悪い。

 

・・・こりゃ熱が出る前兆で、体調悪いので薬が変に効いているか。

 

まあ経験上そんなところだろうと重いつつ、なんとか1時間近くかけて休暇願いメールを送り(しゃべるとろれつが回ってないため通じない)、終日寝ることでなんとか体調を戻すことに成功。

 

でその翌朝。

 

割とすっきり目が覚める。

通勤電車に乗る。

会社最寄の駅到着。

階段を上がる。

 

丁度そのとき。

 

「いやー、今日は仕事ができるからうれしいなぁー」

 

・・・・・おい、俺。

今まで社会人になって15年。

一度たりとも思ったこと無いことを思いついたな。

どういう風の吹き回しだ??

そんな積極的に仕事と対峙するとは。

 

思うに、「嫌だ嫌だと仕事をし続けているものの、なんかしばらく病休してて、復帰してきたと思ったら体調崩して」、っていうことが嫌になったんでしょうね。

その反動で、スーパー前向きなことを思ったのでしょう、とにかく驚きました。

 

でも前向きな考えが思いつく日は気持ちがいいのは確か。

いつでも前向きに生きていけるのは本当に幸せなんでしょうけどね。

 

なお翌朝はいつもどおり「だるーっ」と思いながら出社しました・・・。

 

いつかまた前向きに思える日があったら嬉しいですね。