雨過天晴

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そして時々飽きます

Beyond Now

2016-10-17 | 音楽

週明け。

朝は雨でしたが、すぐに晴れてきました。

少し寒かったのに、午後は一転暖かい。

今週はまた暑さが戻ってくるとのこと。

秋の時間は少なく、すぐに冬になってしまうのでしょうか。

 

さて今夜のジャズ。

デヴィッド・ボウイの遺作となった『』に参加していたメンバーがボウイに捧げる1枚をリリースしたのが本作『Beyond Now』。

 

Beyond Now [国内盤解説付]
AGATE
AGATE

 

1.Shake Loose
2.A Small Plot of Land
3.Beyond Now
4.Coelacanth 1
5.Bright Abyss
6.FACEPLANT
7.Warszawa
8.Glory
9.Remain

Donny McCaslin(ts, fl, cl)
Jason Lindner(key)
Tim Lefebvre(b)
Mark Guiliana (ds)

Jeff Taylor(vo on 2)
David Binney(syn, vo on 5, 9)
Nate Wood(g on 2)

 

Donny McCaslin - Beyond Now (Album Teaser)

 

Donny McCaslin - Beyond Now (Album Preview)


そもそもマッキャスリンが2012年にリリースした『Casting for Gravity』を聴いたボウイが、そこで演奏していたバンド・メンバーを『』で起用しました。

 

Casting for Gravity
Koch Records
Koch Records


』は今年の音楽界に大きな影響を与えた作品。

本作も当然気になっていました。

 

Blackstar
Sony
Sony

 

本作では『』のレコーディング中に作成したタイトル曲などのマッキャスリンのオリジナル曲のほか、ボウイのカヴァー2曲「A Small Plot of Land」「ワルシャワの幻想(Warszawa)」を収録しています。またミュートマス(Mutemath)の「Remain」、デッドマウス(Deadmau5)の「Coelacanth I」のカヴァーも収録されています。

やはりボウイのカヴァーが気に入りました。

 

Donny McCaslin - A Small Plot of Land (featuring Jeff Taylor)

 

昨年の作品で同メンバーでリリースした『Fast Future』という作品があるのですが、この作品も実は好きな作品です。

ですが、1年という差にも関わらず、演奏の毛色がかなり異なります。

 

Donny McCaslin - Fast Future

 

Fast Future
Green Leaf Records
Green Leaf Records

 

マッキャスリンのフロントが強めに出ているのと、エレクトロ要素も強い感じがします。

ジュリアナのドラミングはテクノであったりビートミュージックが売りなのですが、やはりこれも新譜のものとは異なりますね。

やはりデヴィッド・ボウイとの共演がもたらした影響なのだろうと容易に推測できます。

』ではボウイとバックのメンバーの一体感が強く、アルバム全体として聴き込んだのですが、本作ではバックを努めたメンバーのオリジナリティーも随所に見受けられて、各々がボウイに受けた影響を吸収しつつ、自分のプレイスタイルを進化させているように思います。

是非ともボウイファンの方にも買っていただきたいジャズ盤です。

 

 

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