今夜もジャズ。
英国のサックス&鍵盤奏者 ウィル・ヴィンソンとイスラエルのギタリスト ギラッド・ヘクセルマン、そしてメキシコの最強ドラマー アントニオ・サンチェスが変速トリオを組んだ『Trio Grande』。
- Northbound
- Elli Yeled Tov
- Oberkampf
- Upside
- Scoville
- Gocta
- Firenze
- Will You Let It
Will Vinson (sax, key)
Gilad Hekselman (g)
Antonio Sanchez (ds)
Gilad Hekselman (g)
Antonio Sanchez (ds)
本作は以前このトリオで伝説的なジャズクラブ"コーネリアストリートカフェ"で初共演した時の演奏の自由さや創造性を掻き立てられる感覚が非常に良く、今回のレコーディングにつながったとのこと。
聴き始めるとそれほど肩肘張ってない演奏に、こちらも聴いててあまり構える必要なし。
ヴィンソンはココのトコロリーダー作を結構出していますが、彼のサックスが吠えることはあまりなくその時々のメンバーとの調和を大事にするタイプだと思うんですね。
なのでヘクスマンがチュイーン!!とギターをひねり上げてもそれに乗っかることはしないしそれがヘクスマンを生かしているのだと思います。
またサンチェスはまあ間違いないですよね。
刻むリズムは正確無比。
こちらもあまり暴れることはなく、気負いなく叩いているのが聴いていて分かります。
多分本作は彼ら個々にとっての”意欲作”というよりは
「結構楽しくてイケる演奏できたんで聴いてみて!」
という感じにワタシは受け取りました。
こういう作品はクルマ運転中に聴いてて気持ちよかったりするんです。
今回の年末年始はコロナの馬鹿野郎のせいで帰省しないため、長距離ドライブは久しくないのですがなかなか良い1枚になるんじゃないでしょうかね。
よし。
まだまだレビューのネタあるんだけど、明日も続けちゃおうかな。
春先のものとか出しちゃうかも知れないけど。