今日のニュースでは、盛んに
「週末に比べると幾分寒さが和らいだ一日」
というのを聞きましたが、でも寒かったです。
冬らしくていいんですけど。
学生時代はこのどんよりと雲の厚い冬空がなぜか好きでした。
耳がキーンってなるくらい寒い天気。
木々の葉もなくなり、寂しい風景が何とも言えず胸に刺さって、それは自分の中でどこか孤独さを求めていたのだと思います。
さて今夜は久しぶりにアーロン・バーネット&ザ・ビッグ・マシーン。
新譜の『Jupiter Conjunct』をご紹介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/88/21311679af61a3353031a833818f3ff4.jpg)
- Color Durations
- The Veil
- Ganymede
- Callisto
- IO
- Ace of Swords
- Ether
- Europa (interlude)
- Ganymede Alt. Take
Aaron Burnett & The Big Machine:
Aaron Burnett (ts)
Adam O’Farrill (tp)
Joel Ross (vb)
Carlos Homs (p)
Nick Jozwiak (b)
Kush Abadey (ds)
Esperanza Spalding (vo)
Adam O’Farrill (tp)
Joel Ross (vb)
Carlos Homs (p)
Nick Jozwiak (b)
Kush Abadey (ds)
Esperanza Spalding (vo)
多分前作は以前紹介した『Anomaly』だと思いますが、その時からメンバーが変わりました。
トランペットがピーター・エヴァンスからアダム・オファリルに、ドラムスがタイショーン・ソーリーからクッシュ・アバディに。
トロンボーンがなくなり、ゲストヴォーカルでエスペランザ・スポルディングが参加。
『Anomaly』と同じく1曲目は耳に残るリフで始まります。
メインどころのトランペットとドラムスが変わったので、音も変わっています。
前作のほうがバリッと力強く、本作はやや軽めのタッチ。
楽想も変わったからでしょうね。
フリーテイストは前作と同じで、コードも似たような感じではありますが、前作のほうが演奏にも勢いはあり、本作はどちらかというとメロディーにオリジナリティを追究したような感はあります。
前作からジョエル・ロスが有名になりましたが、本作ではだいぶフィーチャーされてます。
そもそもタイトルに木星を持ってくるあたり、バーネットの知的好奇心の高さが伺えます。
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという木星の4つの衛星もタイトルに入れられています。
「木星の合体」?
ちなみに木星と土星が重なることを「Great Conjunct」と呼び、それが実は今夜なのです。
土星は太陽を一周するのに30年近くかかりますが、木星は12年近くかかります。
したがって、20年ごとに木星は地球から見て土星に追いつく形になります。
もしかするとその話にイメージが湧いたのかもしれませんね。
ワタシが聴いても木星のイメージは沸きませんでしたけど。
やや難解なアルバムに仕上がってはいますが、その複雑さが聴く分には意外とボーッと聴けて良かったと思った次第でした。