そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

古事記と日本書紀

2006年08月25日 | 字余り
8/25
古事記には太安麻呂が書いた序文があり、稗田阿礼という語り部とコンビになって語ったところを書き取っていったというのである。確かに古事記は日本書紀よりもより日本語の祖型に近く一音一音を漢字に対応させているらしい。日本書紀の方は漢文のような構造になっており、中国の歴史書を意識した造りになっているらしい。古事記は上中下三巻だが、日本書紀は三十巻に及ぶ。森博達氏(中公新書)によれば、何人かで共同出筆された日本書紀は漢字の使い方の違いで中国人、日本人が著した巻が特定できるとし、出筆順序迄特定している。氏のその後の著作を待っているのだが、なかなか出てこない。古事記成立と日本書紀成立に八年の差があり、諸説紛々するので統一見解をということで始めた古事記編纂だったが、ちょっと欲が出たのか、対中国、対朝鮮へのエヘン虫が頭をもたげたのか、三十巻も書いてしまったのである。エヘン虫でなければどんな真意が?!
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