そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

異人の夏

2009年08月13日 | 日めくり帖
8/13
「葉月とは暑い盛りも異人くる位牌を見ては面影忍ぶ()」
「盂蘭盆は異界に去りし人たちで賑わいたるか仏壇の中()」
「広島や長崎で遭うピカドンを思い起こせる鎮魂の夏()」
「お鶴さん苦しいときにそばにいず少し悔やめる彼女の死には(祖母)」
「ギラギラと燃えたたぎるりたるあの血潮奉納とせん異界の人に(甲子園の熱闘を捧げたい)」
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万葉集#4.0546-4.0548

2009年08月13日 |  / 万葉集
8/13
「三香の原 旅の宿りに 玉ほこの 道の行き逢ひに 天雲の 外ヨソのみ見つつ
言問はむ 縁ヨシの無ければ 心のみ 咽せつつあるに 天地の 神事依せて
敷細シキタヘの 衣手コロモテ交カへて 己妻オノツマと 恃タノめる今宵
秋の夜の 百夜モモヨの長さ ありこせぬかも(二年乙丑キノトノウシ春
三月ヤヨイ、三香原ミカノハラの離宮トツミヤに幸せる時、娘子を得て、
笠朝臣金村がよめる歌一首、また、短歌 #4.0546)」
「娘子を遠くで見るも神事によりては得たり長夜楽しむ()」
「実際に娘子を得る金村はなかったらしき想定歌という()」
「天雲の外に見しより我妹子に心も身さへ寄りにしものを(反し歌 #4.0547)」
「天雲を遠くで見るよう我妹子に心も身をも吸い寄せられる()」
「この夜らの早く明けなばすべを無み秋の百夜を願ひつるかも(#4.0548)」
「この夜が早くあけゆきすべもなし明けぬ長夜を願いつるかな()」
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