そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#4.0566-4.0567

2009年08月23日 |  / 万葉集
8/22
「お見舞いの駅使は庶弟ママオトの稲公それに、姪の胡麻呂を
(太宰の大監大伴宿禰百代等が駅使ハユマツカヒに贈れる歌二首)」
「草枕旅ゆく君を愛ウツクしみ副タグひてぞ来し志賀シガの浜辺を
(歌1/2首 #4.0566 右の一首は、大監大伴宿禰百代)」
「草枕旅ゆく君をいとおしみついつい来たり志賀の浜辺に()」
「周防スホウなる磐國山を越えむ日は手向タムケよくせよ荒きその道
(歌2/2首 #4.0567)」
「周防スホにある磐國山を越える日は神へ祈れよ荒きその道()」
「都から来られた使いと惜別のひとときすごし作れる歌か
(右の一首は、少典スナキフミヒト山口忌寸若麻呂。以前天平二年庚午夏六月、
帥大伴卿、忽ニ瘡ヲ脚ニ生シ、枕席ニ疾苦ス。此ニ因テ駅ヲ馳セテ上奏シ、
庶弟稲公、姪胡麻呂ニ遺言ヲ語ラムコトヲ望請フ。右兵庫助大伴宿禰稲公、
治部少丞大伴宿禰胡麻呂ノ両人ニ勅シテ、駅ヲ給ヒ発遣シ、卿ノ病ヲ看シム。
数旬ヲ逕テ幸ニ平復ヲ得。時ニ稲公等病既ニ療タルヲ以テ、府ヲ発チ京ニ上ル。
是ニ大監大伴宿禰百代、少典山口忌寸若麻呂、及ビ卿ノ男家持等、
駅使ヲ相送ル。共ニ夷守ノ駅家ニ到リ、聊カ飲シテ別ヲ悲シム。
乃チ此歌ヲ作メリ)」
「大伴の旅人は瘡を脚に得て枕席に臥し疾苦クルシみたると
(都から見舞いにきたが治った)」
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