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「肺炎で逝くと伝わる団十郎歌舞伎はまたも巨星を落とす(享年66才)」
「白血病治療中なり団十郎歌舞伎の華に休みはないと(妹さんから輸血してもらい回復はしているが)」
「海老蔵の父・成駒屋にらみ売り見栄切られれば男もドキリ()」
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「石走イハバシる滝タキもとどろに鳴く蝉セミの声をし聞けば都し思ほゆ(長門の島の磯辺に舶泊ててよめる歌五首 #15.3617 右の一首は、大石蓑麿オホイソノミノマロ)」
「磐滝が轟くようになく蝉の声を聞いたら都を思う()」
「山川の清き川瀬に遊べども奈良の都は忘れかねつも(#15.3618)」
「山川が清い川瀬で遊んでも奈良の都は忘れられない()」
「磯の間ゆたぎつ山川絶えずあらばまたも相見む秋かたまけて(#15.3619)」
「磯の間に激しく山河が絶えぬなら再ひ逢わん秋の頃には()」
「恋繁み慰めかねてひぐらしの鳴く島蔭に廬りするかも(#15.3620)」
「恋しくて気が静まらずひぐらしが鳴く島影に宿りするかも()」
「我が命を長門の島の小松原幾代を経てか神カミさびわたる(#15.3621)」
「わが命長門の島の小松原長い時へて神聖になる()」