そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#15.3640-15.3643

2013年02月11日 |  / 万葉集

2/11
「都辺に行かむ船もが刈薦の乱れて思ふこと告げやらむ(熊毛の浦に船泊てし夜、よめる歌四首 1/4 #15.3640 右の一首は、羽栗(はくり)。)」
「都へと行く船あれよ刈薦の乱れていると告げてやりたい()」

「暁の家恋しきに浦廻より楫の音するは海人処女かも(歌四首 2/4 #15.3641)」
「暁に家焦がれれば浜辺から楫の音するは海人処女かも()」

「沖辺より潮満ち来らし韓(から)の浦にあさりする鶴(たづ)鳴きて騒きぬ(歌四首 3/4 #15.3642)」
「沖辺から塩が満ちくる韓の浦に餌獲る鶴が鳴いて騒げり()」

「沖辺より船人のぼる呼び寄せていざ告げやらむ旅の宿りを(歌四首 4/4 #15.3643 一ニ云ク、旅の宿りをいざ告げやらな。)」
「沖辺から船客のぼるを呼び寄せてさあ告げやろう旅の宿りを()」

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