そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

古代再発見( 上田正昭著)

2013年09月15日 | 字余り

2013/09/16

上田正昭さんが『古代史再発見』という本の中で『折口信夫と朝鮮』という文章を書いている。
その冒頭を、『古代を追体験することは、言うにやすく行うに難い。まして死せる古代でなく、生ける古代と対面することは、さらにむずかしい。ひたすらに古代関係の資料や遺物・遺跡あるいは金石文や木簡などを分析しても、よほどの史心がないと、生ける古代はよみがえってはこない。』と書き出している。このあと、古代を追体験し、生きた古代史を追求した人として折口をあげている。その折口をして朝鮮は・・・と続くのだが、これらは、プロ仕様のアプローチだが、われわれアマチュアは、違うアプローチをすることになるのだろう。上田氏が言うように生きた古代史を実現した人としてあげている折口信夫の著作を読むことにより間接的に古代史の追体験、生きた古代史を学ぶことができるのだろう。ただ、その折口はいずれにしても超人的な仕事をした人であるから、本を読むことだけでも困難がともなう。

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把瑠都引退

2013年09月15日 | 日めくり帖

9/15
「男にも愛嬌あるにしくはない把瑠都やめたり土俵は寂し(エストニア出身で28才)」
「蒼天に髻モトドリとけし相撲かな(原石鼎)」
「『波離間投げ』怪力見せた大関に綱を夢見し日々のありしか()」
「身体には似合わぬはにかみ魅力なりこの先いかに生きるつもりか()」

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万葉集#19.4241-19.4243

2013年09月15日 |  / 万葉集

9/15


「春日野に斎イツく三諸ミモロの梅の花栄えてあり待て還り来むまで(大使藤原朝臣清河が歌一首 #19.4241)」
「春日野にまつる社の梅の花栄えたままで還りを待って()」

「天雲の往き還りなむものゆゑに思ひそ吾がする別れ悲しみ(大納言藤原の卿の家にて、入唐使等を餞ウマノハナムケする宴日ヒの歌一首 即チ主人卿ヨメリ #19.4242)」
「天雲は往って還るものだから思ひ募らす別れ悲しみ()」

「住吉スミノエに斎イツく祝ハフリが神言カミコトと行くとも来クとも船は早けむ(民部少輔丹治比タヂヒ真人マヒト土作ハニシがよめる歌一首 #19.4243)」
「住吉スミノエの神主がいう言葉なる往きも還りも船は早いよ()」

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