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「これが世にいうところなる壬申の乱のことなり謎はあるのか(〔天平勝宝〕四年 壬申ミヅノエサルの年の乱ミダレ、平定タヒらぎし以後ノチの二首)」
「皇オホキミは神にしませば赤駒の腹這ふ田居を都と成しつ(#19.4260 右の一首は、大将軍オホキイキサノキミ贈 右大臣大伴の卿の作みたまふ。)」
「天皇は神であるから放牧馬すむ野原をば都にしたり()」
「大王は神にしませば水鳥の多集スダく水沼ミニマを都と成しつ(#19.4261 作者未詳 右の件の二首は、〔天平勝宝四年〕二月の二日に聞きて、茲ココに載アぐ。)」
「大王は神であるから水鳥が群れる水沼ミニマを都にしたり()」