そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#19.4244-19.4246

2013年09月19日 |  / 万葉集

9/19
「あら玉の年の緒長く吾アが思モへる子らに恋ふべき月近づきぬ(大使藤原朝臣清河が歌一首 #19.4244)」
「新しい年にも長くわれ思う妻らが恋える月が近づく()」

「奈良を出て住吉港から船に乗り入唐の役任ぜられたり(そらにみつ大和の国は青丹よし奈良の都ゆ押し照る難波に下り住吉の御津に船フナ乗り直タダ渡り日の入る国に遣ツカはさる)」
「心配だ神様船にとりついて風雨にあわせず帰らせ国へ(我が兄セの君を懸けまくの忌々ユユし畏き住吉の吾アが大御神船フナの舳ヘに領ウシハきいまし船艫フナドモにみ立たしましてさし寄らむ磯の崎々榜ぎ泊ハてむ泊々トマリトマリに荒き風波に遇はせず平けく率イて還りとの国家ミカドに)」
「そらみつ 大和の国 青丹よし 奈良の都ゆ 押し照る 難波に下り 住吉の 御津に船乗り 直渡り 日の入る国に 遣ツカはさる 我が兄セの君を 懸けまくの 忌々ユユし畏き 住吉の 吾が大御神 船フナの舳ヘに 領ウシハきいまし 船艫フナドモに み立たしまして さし寄らむ 磯の崎々 榜ぎ泊ハてむ 泊々トマリトマリに 荒き風 波に遇はせず 平けく 率イて還りませ もとの国家ミカドに(天平五年、入唐使に贈れる歌一首、また、短歌 作主未詳 #19.4245)」

「沖つ波辺ヘ波な立ちそ君が船榜ぎ還り来て津に泊つるまで(反歌一首 #19.4246)」
「沖の波岸辺の波も立たないで船帰り来て津に泊るまで()」

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