そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#19.4247-19.4249

2013年09月21日 |  / 万葉集

9/21
「天雲のそきへの極み吾が思モへる君に別れむ日近くなりぬ(#19.4247)」
「天雲の遠くの果てにわが思モえる君と別れる日が近づきぬ()」

「老人の代わりに種麻呂伝えたる唐に行く別れ悲しみ(阿倍朝臣老人オイヒトが、唐モロコシに遣はさるる時、母に奉れる悲別カナシミの歌一首 右の件クダリの八首歌ヤウタは、伝へ誦める人、越中の大目オホキフミヒト高安倉人種麻呂なり。但し年月の次ナミは、聞ける時の随マニマ、載アげたり。)」

「(七月の十七日、少納言に遷任ウツされて、悲別カナシミの歌を作みて、朝集使掾久米朝臣廣繩が館に贈貽オクれる二首 既に六載の期に満ち、忽ち遷替の運に値ふ。是に旧に別るる悽かなしみ、心中に欝結ムスボホれ、涕の袖を拭ノゴふ。いかにか能く旱カハかむ。因カレ悲しみの歌二首を作みて、莫忘の志を遺せり。其の詞ウタに曰く 右、八月の四日贈れりき。)」

「あら玉の年の緒長く相見てしその心引き忘らえめやも(#19.4248)」
「あらたまの長い年月会ってきたその心引かれて忘れられない()」
「石瀬野イハセノに秋萩凌シヌぎ馬並ナめて初鷹猟ハツトガリだにせずや別れむ(#19.4249)」
「石瀬野イハセノに秋萩押し付け馬並べ鷹狩りもせず別れるんだね()」

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