2016/12/04
「咲くもよし散りてやさしき山茶花のふたひらみひらの花びら拾う(鳥海明子)」
「童謡の言葉で馴染む山茶花も句作で身近な存在になる(花言葉:謙譲、理想の恋)」
「山茶花のこゝを書斎と定めたり(子規)」
「さゞんくわにあかつき闇のありにけり(万太郎)」
「昨日こそ船出はせしか勇魚取りひぢきの灘を今日見つるかも(『勇魚取り』)」
「万葉の頃には勇魚とる歌が数首のありて冬に盛んと(勇魚が冬にあらわれる)」
「一番は逃げて跡なし鯨突(太祇)」
「勇魚とる船見送りのテープこれ(青邨)」