がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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テンペスト行脚~鳳凰木~

2009年09月02日 | ・『テンペスト』行脚

真鶴は遠くに鳳凰木の赤い花が咲き乱れているのを見つめた。

今、雅博の元にいけばきっと女として最高の幸せを得られるだろう。

しかし、国土は真鶴という女よりも、
寧温という偽りの性を必要としていた。

「真鶴、寧温、私は今、誰になればいいの?」

「テンペスト(上)」より

 

雅博は鳳凰木の花が満開に咲き誇っているのを見届けるために、
ここを訪れた。

残された最後の思い出を懐かしむように雅博の手がそっと垂れた枝先に触れる。

「不思議なものだ。
想い出は色褪せると思っていたのに、ますます鮮やかに蘇る。
私は捨てた心に今でも囚われているのかもしれない…」

「テンペスト(下)」より

 

雅博は何度も想い出を振り払おうとする。

しかし癒えない傷は化膿したまま塞がる気配もない。

痛みだけが雅博の気持ちを知っている。

苦しみだけが雅博の過去を覚えている。

雅博は寧温に見られていることも省みずに鳳凰木に額を押しつけて崩れた。

「真鶴さんに会いたい。

一目、一目会えば琉球から去れるのに……」

「テンペスト(下)」より

 

  

今日、キレイに咲いている鳳凰木を見つけました。

あいにくの曇り空がちょっと残念でしたが

鳳凰木はテンペストのキーモチーフの一つ。

テンペストの恋模様のメイン舞台は三重城となっていますが
「鳳凰木の下」は第2の舞台といってもいいでしょう。

 デイゴ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、
そしてこの鳳凰木。

沖縄にはやっぱり「朱」が花がよく似合います。


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5代目

2009年09月02日 | ・徒然日記

5代目になるデジタルカメラを買っちゃいました

RICOHのCX1(黒)

前々から結婚式に持っていけるようなコンパクトデジカメが欲しくて、
ケータイカメラで代用しようとも考えたのですが…。

やっぱりケータイカメラじゃ物足りない!
ということで購入決定。
(我ながら決断早い…


このCX1がカメラ小僧に人気でオススメという評判を聞いて、
ずっとLUMIXで来ていたのですが、RICOHデビューです


このようなタイプのコンデジを買うのは1代目以来です。


このCX1を購入するにあたってショクバにおきっぱなしにしていた
2代目のLUMIXを下取りに出しました。
(そうすると3000円OFFだったので)

2代目が200万画素だったらしいので1代目は何万画素だったんだろう…。
(100万?50万とかかも…)

 

3代目からはまだ比較的新しく、
このブログの写真も今年の4月までのものは3代目で撮ったものが主です。
(手ぬぐい写真も今でもたいてい3代目で撮ってます)

で、4代目が5月に買ったデジイチ君、LUMIXのG1

 

3代目のLUMIX、

4代目のG1、

5代目のCX1、

タイプの違う3台が揃いました。

TPOに合わせて使い分けて行こうと思います

 

とりあえず、しばらくは操作に慣れるためにもCX1を出動させて行こうと思います


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