がじゅまるの樹の下で。

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祝☆200回公演!進化し続ける肝高の阿麻和利。

2011年11月27日 | ・肝高の阿麻和利レポ

肝高の阿麻和利11月公演

2011年11月26日(土)/初日・昼夜観劇

きむたかホール

 

やっぱりホームグラウンドでの公演はいいな!!

ホームで見るのは6月公演以来だったから
すごく懐かしい気分がしました。

大きなホールでは決してないのだけれど、
なんか1番しっくりくるというか、
1番馴染んでるというか、
コドモタチも1番ハジけて見えるような気がします。

それにあの小ささがいいのかも(笑)
会場の隅々までぎゅっと詰まった感じがあって(笑)

 

11月公演は今日も昼夜2公演が行なわれますが、
ワタシは残念ながら今日はお留守番

では、昨日の昼夜両公演をまとめてマニアックレビュー書きます。


↑肝高の阿麻和利の数々の受賞実績。そうそうたるものです。

≪肝高の阿麻和利の軌跡≫

公演前に、初演である2000年3月(1999年度)の頃からの公演写真をまとめたスライド上映がありました。

ワタシは肝高の阿麻和利に出会ってまだ3年と3ヶ月やそこらなので
この初演当時からのファンに比べれば、私の知ってる歴史なんてほんのひとにぎり。
(37/200です)

ストーリーも演出も音楽も演技も演舞も衣装も、
スゴイ進化していっている様子が見て取れました。
(個人的にあのでっかいチョウチョの役が気になりましたが?あれは何?^^;)

改めて10年という歴史の長さと、
その10年を懸けていったコドモタチ、
そして支えてきた保護者・関係者のみなさんに敬意を表します

ユネスコ未来遺産にも登録された肝高の阿麻和利が、
100年先も、ずっとここにありますように

 

≪肝高の子&ハッタラー≫

あー、実ににぎやかでほほえましいチームでした(笑)
特に昼。
兄妹の設定っていうのも初めて見たかも?
そして、ナイス☆ヘタレなお兄ちゃん(笑)
肝子の設定も実に色々なバリエーションがあるのが面白いです

ハッタラーも元気いっぱいでかわいかったです。
お兄ちゃんに抱きかかえられてむくれてるところとか(笑)
声が高くてすごく通るから台詞が聞きとりやすいですね♪

愛の劇場もバッチグッ
もずくでキタかぁ~(笑)みたいな。

夜ハッタラーも、投げキスしまくり、ウケてましたね(笑)
阿麻和利のマブイ抜け直前の狼狽ぶりが、やっぱり好きです

 

≪進化止まらず、三つ巴の舞≫

はははは!!すげぇ!
更にハデになってるぅ~!!

まずは一言、

ありがとう!!!

↑ハデ好き。

昼より夜!なんだこれ!?

夜は楽曲アレンジも変えてきたデショ?
あれっ、違う音入ってきてる!?って思ったら、
なるほど、指笛の分のフォローもあるのかな。
「囃子」も入ってたし、いやはや、これはテンションあがった~(笑)

現代版組踊の他舞台でもこの楽曲使われてるけど、
是非このアレンジでやってほしいな~。
(アレンジ、全然違うのよね。それともきむたかバンドだけの専売特許?

そして男サンの旗持ち隊倍増!振りもカッコエエ!

そんでもって昼は前にいたので気付かなかったのですが、
中通路で男サンの“(擬似首里軍としての)村人”としての演技追加されてますね。

これナイス!(゜∀゜)!


↑HYからもお花が届いてましたよ。HY(東屋慶名)は同じ勝連半島の仲間に当たります☆

≪嫁入り仕度≫

百十踏揚。前回と同様白の内掛けでの登場。

女官たちとの舞の後、風呂敷を抱えた女官が近づき、
白の内掛けからあのピンクの内掛けに着替える…。

百十踏揚の嫁入り支度!

…はっ!これイイ!!

「神女・百十踏揚」から、「女・百十踏揚」への変化みたいな。

嫁入りする感がすごい出ててリアルでハッとしました。

…が、なんで夜はなくなっちゃった?

まぁ、その分いつもの女官との涙の別れのシーンになってたけど。

嫁入り仕度、これなかなか深くていいと思うよ~。

 

ところで百十踏揚。昼夜同じ演者さんだったのですが、
昼夜とで演技変えてますね。

相手役(阿麻和利君)が違うから?

へぇ~、ここまで変える?ってちょっとビックリしました。

護佐丸討伐後の祝いの宴でのシーン。

こっちは百十踏揚が見所なんですよ

細かいのは前回も書いてるので省きますが、
その百十踏揚の心情表現が昼と夜とで結構違った。
(基本は一緒ですが)

個人的には昼バージョンが好き。超好き。
霊験あらかたな感じが。

あと、「姫」な感じがいい。
やっぱり百十踏揚は“THE悲劇のお姫サマ”であってほしい


↑チラシデザインでも受賞暦が!電通沖縄制作のデザインのファンです♪どれもステキ☆

≪チョンダラー≫

チョンダラー、キター!(笑)

しかも2人。

指笛、響く響く(笑)

2曲目で客席通路でスゴイ飛んできたからちょっとしかんだ(笑)

チョンダラーのそういう振りが…あるんだはずね。

男サン、大活躍(いいぞ~!男サンチーム、今特にノッてます(笑))

 

≪首里S≫

首里Sが好きです(笑)

2幕に幕が上がるときに、思わず居住まいを正しちゃったくらい(笑)

昼尚泰久、妙にきれいでしたね(笑)なんか最後の集団の中にあっても目を引きました。
王族の上品な感じが出てて良かったですよ。
尚泰久は文系王様だから(笑)

そして今日の賢雄のコーナー。

ああ、かぶりもの賢雄、久々だ~♪(やっぱり演者さんが男の子だったから?)
しかも今回はターバン巻き賢雄まで披露してくれて(笑)
賢雄、見た目だけでも色んなバージョンがあっておしゃれさんです(笑)

演者さんのエビ君、背高くて声が渋いから賢雄役ハマってます
(第一声の低音ボイスにニヤリってなったし(笑))

 

特記事項、そうだな。

 

やっぱりアレかな。

 

中城戦報告。

 

 

書くと思ったでしょ?

 

書くと思ったでしょう?

 

ああ、書くさ(笑)

護佐丸の舞台で鼻血ブーした、
あのシーンですもの。

でも肝高の阿麻和利ではすぐに暗転するので
あれほどの溜めはできないからな~と思ってましたが、

なるほど、こうもってきたか!ナイス賢雄!って感じでした(笑)

泣き崩れる百十踏揚にすぐさま手を差し出し「踏揚様!」っていうのが
今までのパターンでしたが、
今回は若干間を取って手を差し出すものの言葉は飲み込み暗転…。

なるほど、これなら上手い具合に「護佐丸」とも繋がるし、
小憎い演出になりますね。

ふふふ、エビ君やるなぁ~

そうそう、首里城でのシーンで金丸が尚泰久に百十踏揚嫁下を進言するところでも
後で控えている賢雄が「百十踏揚の嫁入り」に密かに反応してたのも良かったッス(笑)

そして金丸!

次に来るのは金丸と見ている、金丸(笑)
(賢雄も攀安知も無事に日の目見たので次は金丸)

夜金丸はもうワタシの中でベストオブ金丸なので文句なしです。
相変わらず潔癖症&神経質気味な金丸がタマラン(笑)

そんでもって昼金丸、

……あれっ!?

キャスト一覧見てビックリ!

あれーっ!ケンタ君じゃん!

彼はワタシが初めて阿麻和利見た年に、
肝高の子を演じていた当時中学3年生だった男の子。
現高校3年生。(うわ、もうこんなにたつんだ?)

阿麻和利以外の役で最初に役者として個人名を覚えた子の一人だったので
まぁ、いわば贔屓の役者さんでした。

でもその次の年度からは名前がなくなってたので
「やめちゃったのか~」と寂しかったのですが……

お帰り~!!
また見れて嬉しい♪

…って、彼の肝子役は今日の昼公演かぃ!
ああっ、残念!見たかった!

パンフレットに入ってた卒業公演のチラシには
ばっちり顔写真も入ってたのでまた見れるかな?

楽しみです

しかし昼金丸、なかなかキモかったです(笑)
絶対成金趣味あるな、って感じ?
↑褒めてます(笑)

 

そうそう、卒業公演のチラシが入ってて今期で卒業するコドモタチの写真が載ってたのですが、
32名も!
男の子たちもこんなに抜けちゃう(涙)

私の肝高の阿麻和利観劇も4年目に突入してるので
このコタチが中学生の頃から見てることもあって
なんか特に感慨深いものがありました…(なんかセンチメンタル…)

現・阿麻和利君も最初の超初々しかったころから見てるしさ。

肝高の阿麻和利に限らず他舞台でもそうなんだけど、
今の高校3年生メンバーはちょっとワタシにとって意味のある学年なので
なんだか寂しさもひとしおです

毎年のこととはいえ、今度はちょっと違う気持ちで迎えることになりそうです。
ふぅ…。


↑歴代のチラシ。ステキステキ☆

≪6代目阿麻和利君デビュー戦!≫

さて、去るものもあれば新しく出てくるものもある、ということで

夜公演は6代目阿麻和利君のデビュー公演でした!!

新・阿麻和利君、…ゴメンだれっ!?ってなりました
完全ノーマーク、と思ってたら男性アンサンブル出身なんですね?
役者チーム出身だったら「ああ、アレ演じてた子か」って何かしら気付いてたと思うのですが、
男サン出身となるとそりゃ分からないわ…。
(役者チームからではなく男サンから阿麻和利にってあるんだね。すごい大抜擢!?)

いや~、しかし新阿麻和利、なかなかのさわやかイケメン君でした!
(ワイルド系ではないな)

あ、男サン出身となると、もしかして演技自体もデビューってこと?
うわ、そう考えると改めてすごいな!!
演技や台詞が止まったりつっかえたりというようなハラハラさせられる場面ってなかったもの。
(最後の挨拶くらい?(笑))

これからの成長が楽しみですね
応援してますよ~


≪シンカヌチャー肝高の阿麻和利ver.≫

200回公演を記念して、シンカヌチャーの演舞もありました♪

肝高の阿麻和利バージョンのシンカヌチャーはまたTeamシンカヌチャーのとは違う感じ♪
あれだけの大人数でのシンカヌチャーは見ごたえも抜群☆
卒業公演では、ダイナミック琉球もシンカヌチャーも両方見たいな~(笑)
「アンコール!」って叫べばやってくれる?(笑)


↑200回記念で来場者にお菓子と手作りのメッセージしおりのプレゼントもありました♪
奇しくもワタシは役者2人からのものが当たりました。右が現・阿麻和利のなーりー君☆

 

さて、記念すべきちょうど「200回目」は実は今日の夜にあたるようです。

昨日も卒業生たちも結構いて名札もしてたんだよ。

 

…今日の夜、なんかありそうだな~~~~。

 

う…っ、見にいけないの残念だけど(涙)
(今日見に行った方がいれば是非情報クダサイ…)

でも昨日の公演でも十分にエネルギーをもらったので!!!!
今日はシゴトガンバリマス!
(もちろん「裏」のな!(笑))

 

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