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がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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現代版組踊による心の支援

2012年05月21日 | ・現代版組踊レポ

昨日行われた、
Teamシンカヌチャー代表メンバー(現・てぃんぬむい~星結踊~)による
岩手派遣報告会in名桜大学。

まず、パンフレットの表紙、サブタイトルが明快。

 

~現代版組踊による心の支援を通して~

 

5日間の岩手での経験を、この視点で報告してくれました。

聞いたこと、見たこと、思ったこと、感じたこと、人との出会い、
現地でやったこと、そしてこれからやろうと思っていること。

1年たった、今の岩手の現状。

変わったこと、変わらないこと。

過去と現在と、未来まで。

写真を交えて、分かりやすく、
そして「自分たちの言葉で」プレゼンしてくれました。

最初は緊張してるかな~っていう感じでしたが、
聞いているうちに引き込まれて、気付いたら1時間たってた
という感じでした。
(ビシッとしたスーツ姿もかっこよかったデス

 

テレビや新聞での報道は、嘘じゃないけど表の部分でしかない。

物的支援のギャップ、
過剰支援や格差。

そんな中でも、皆なにかしらの心の傷を負っている。

物的支援では満たされ得ない、
心の支援が求められているということ。

それも、一過性ではなく、継続的な支援。

 

う~ん、と考えさせられるものがありました。

支援の形は既に次のステップに行っているんだな、と。

そこで「現代版組踊」というツールを通して、
踊りや演技で笑顔と感動を届ける支援、
それも継続的な支援、
それが今、私たちにできること、との報告は
とても彼女たちらしくて、
また彼女たちだからこそできるもので、
なんだかとても羨ましく思いました。

質疑応答や感想文発表(高校生代表と、学生代表)ののち、

約30分のアトラクション。

おなじみ琉球旅芸人・アカインコが岩手のみなさんに琉球を紹介しながら
音楽や演舞に込められたメッセージを伝えてゆく、というもの。

演目は、

「シンカヌチャー」
「国頭さばくい」
「星のゆりかご」
「出発の朝」
「ダイナミック琉球」

の5曲。

ダイナミック琉球に関しては海を歌った歌だから、ということで
更地となった被災地を前に本当にこの曲を踊っていいのか
という迷いもあったようです。

しかし、そのような葛藤があったことを聞いてから見たダイナミック琉球は…

いつもとは違って見えた。

これまで何十回と見てきたダイナミック琉球。

確かに海の歌なんだけど、

でも海と共に生きてきた人たちが岩手にもいて、
確かに脅威だったけれど、そうじゃない部分もちゃんとあって、

それをしっかり受けとめて、この場所でまだ生き続けていくふるさとを想う心、
辛い経験を乗り越えていこうっていうダイナミックさというか
力強さというか、未来に向かっていくたくましさというか、
そういうものを私は感じました。

きっとメンバーさんの力強い演舞と、笑顔が、
ただの海の曲ではなく、そんな気持ちにしてくれたんだと思います。

この曲を実際に披露して1番好評だったというのも
きっとそんな気持ちが伝わったんじゃないかな。

とてもステキな報告会でした。

現代版組踊による“継続的な”心の支援を目的に立ちあげられた
「てぃんぬむい~星結踊~」の活動は今後も続くようです!

ワタシは彼女たちのように踊れないのですが、
でもそんな彼女たちを支援するのもまた1つの支援の形よね

ってことで、ワタシも「賛同」という意味で応援・支援していきたいな思いました!

きっとこれは昨日会場にいたお客さんたちも同じ気持ちなはず。

みなさんも
「こんな支援があるんだ」
「こんな活動をしてる沖縄の若者・子供たちがいるんだ」
(今回は17歳~23歳だったそうです)
って、知っていただければと思います♪

会場の名桜大学多目的ホールはでーじジョートーだった…。大学入るの久しぶりでした。


この報告会の模様は、今週水曜日(護佐丸の日の1週間前!)、
6時15分からからのRBCローカルニュースで流れる予定だそうです!

あさってですよ!

みなさん、チェックチェック!


証拠写真。インタビュー中の代表の背後を激写!(笑)

 


分からない人のために最初に「現代版組踊とは」
っていう説明があると、もっと良かったかも♪

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今回はさぁやーさんに頼まれて、聞きながら写真係してました
大きいサイズや他の写真はてぃんぬむいのブログでも披露されるかもです。
いや~、ステージ写真、難しいわ…
(↑場数がなさすぎ)


 

おまけショット

「北山の風」より、ナイス助っ人でした

 

コメント (6)
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