がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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鬼餅伝説

2014年01月08日 | ・琉球歴史/文化風景

今日はムーチー(鬼餅)の日。

でもムーチービーサは1日遅れで明日到来の模様。

それでも1日しかずれないのもスゴイよな。

 

ムーチーの日なので、ムーチー伝説由来の場所、
首里にある金城町の大アカギ界隈。
赤い門で仕切られている内金城御嶽が有名だけど
すぐそばにあるこっちの御嶽も雰囲気抜群です。

そばにある看板によると
ムーチー伝説の兄妹が住んでいたとされる場所らしいです。

 

ムーチー伝説については沖縄人にとっては言わずもがな、ですが
一応本土の人のために簡単に書くとこう。

 

昔々、ある兄妹がいました。
いつの日か、兄は人をも喰らう鬼になってしまいました。

妹は鬼になった兄を退治しようと思い、
好物だった餅に鉄を入れ、兄を見晴らしのいい崖へ誘います。

そして兄には鉄入りの餅をさしだし
自分は普通の餅を食べ始めます。

兄は鉄入りの餅を食べようとしますが
もちろん堅くてとても食べられない。

しかし妹みるとパクパクと食べているではありませんか。

おどろいた兄は後ずさりをして
崖から落ちて死んだとさ。

 

という、よくわからない話(笑)

でもこの話はもうちょっと詳しく書くと
妹には鬼を喰ってしまうという
「血を滴らせたもう一つの下の口」を見せつけた、
という、ちょっとアダルティ~な話になるのでこちらでは割愛(^^;
アダルトというか、下品と言うか、えげつないと言うか…💧

(詳しく読みたい人は例えばこちらをどうぞ)

 

どっちみち、この兄ちゃん、
かなり純粋なんだと思うんだけど。

 

なので結局鬼餅伝説とは、
鬼になったものの
妹のセクシー攻撃にやられた
純粋なお兄ちゃんの話

ってことにまとめられるでしょうかね。 

 

そもそも何で兄ちゃんが鬼になってしまったのかも不明だし
やっぱりよく分からん伝説です(笑)

 

この場所は何度か訪れているのですが
そのたびに、このように御嶽に向かって陽がさして
神秘的な雰囲気が漂っています。

 ちなみにこのエリアは、
『黙示録』(池上永一著)の舞台の1つでもあります

 


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