今日はムーチー(鬼餅)の日。
でもムーチービーサは1日遅れで明日到来の模様。
それでも1日しかずれないのもスゴイよな。
ムーチーの日なので、ムーチー伝説由来の場所、
首里にある金城町の大アカギ界隈。
赤い門で仕切られている内金城御嶽が有名だけど
すぐそばにあるこっちの御嶽も雰囲気抜群です。
そばにある看板によると
ムーチー伝説の兄妹が住んでいたとされる場所らしいです。
ムーチー伝説については沖縄人にとっては言わずもがな、ですが
一応本土の人のために簡単に書くとこう。
昔々、ある兄妹がいました。
いつの日か、兄は人をも喰らう鬼になってしまいました。
妹は鬼になった兄を退治しようと思い、
好物だった餅に鉄を入れ、兄を見晴らしのいい崖へ誘います。
そして兄には鉄入りの餅をさしだし
自分は普通の餅を食べ始めます。
兄は鉄入りの餅を食べようとしますが
もちろん堅くてとても食べられない。
しかし妹みるとパクパクと食べているではありませんか。
おどろいた兄は後ずさりをして
崖から落ちて死んだとさ。
という、よくわからない話(笑)
でもこの話はもうちょっと詳しく書くと
妹には鬼を喰ってしまうという
「血を滴らせたもう一つの下の口」を見せつけた、
という、ちょっとアダルティ~な話になるのでこちらでは割愛(^^;
アダルトというか、下品と言うか、えげつないと言うか…💧
(詳しく読みたい人は例えばこちらをどうぞ)
どっちみち、この兄ちゃん、
かなり純粋なんだと思うんだけど。
なので結局鬼餅伝説とは、
鬼になったものの
妹のセクシー攻撃にやられた
純粋なお兄ちゃんの話
ってことにまとめられるでしょうかね。
そもそも何で兄ちゃんが鬼になってしまったのかも不明だし
やっぱりよく分からん伝説です(笑)
この場所は何度か訪れているのですが
そのたびに、このように御嶽に向かって陽がさして
神秘的な雰囲気が漂っています。
ちなみにこのエリアは、
『黙示録』(池上永一著)の舞台の1つでもあります