具志川グスクシリーズ!(笑)
糸満市の具志川グスクと、
久米島の具志川グスクと、
ここうるま市の具志川グスク。
例にもれず、海に突き出た断崖上に築かれています。
(海城形式)
糸満の具志川グスクと久米島の具志川グスクは
伝承によるとつながりがあるようですが、
ここ、うるま市(旧具志川市)の具志川グスクは
そこんとこ、どうなんでしょうネ。
気になるトコロです。
『三山とグスク』(座間味栄譲著)では
安慶名按司の三男(つまり、賢雄の曾じいちゃんの兄弟)
が拠点とした(築いた?)、とあるけど、
以前紹介した屋良グスクのパネルでは
そのことは書かれてはいません。
(三男の記述だけがないのだ)
内部は城壁がずらーっという状態ではありませんでしたが
礎石・根石のような形跡は見ることができました。
『琉球グスク研究』(當眞嗣一著)で調べてみたら
5~6の郭があるんだって。
ちなみに案内板などは一切ありませんでした。
入口そばに突き刺さっていた木片に
名前ぐらいは書かれていたのかもしれないけど、
風化して何も見えませんでした。
グスクの脇の崖下は風葬墓などが点在していて
天願按司の墓もありました。
また奥のガマは
沖縄戦時、集団自決の悲劇が起こった場所。
慰霊碑がたてられていました。
史跡であり、戦跡でもある、
うるま市の具志川グスクでした。
all photo by ケータイ
(設定により画質が荒い…;)