がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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3つ目の具志川グスク

2014年01月15日 | ・琉球歴史/文化風景

具志川グスクシリーズ!(笑)

糸満市の具志川グスクと、
久米島の具志川グスクと、
ここうるま市の具志川グスク

例にもれず、海に突き出た断崖上に築かれています。
(海城形式)

糸満の具志川グスクと久米島の具志川グスクは
伝承によるとつながりがあるようですが、
ここ、うるま市(旧具志川市)の具志川グスクは
そこんとこ、どうなんでしょうネ。

気になるトコロです。

『三山とグスク』(座間味栄譲著)では
安慶名按司の三男(つまり、賢雄の曾じいちゃんの兄弟)
が拠点とした(築いた?)、とあるけど、

以前紹介した屋良グスクのパネルでは
そのことは書かれてはいません。
(三男の記述だけがないのだ)

内部は城壁がずらーっという状態ではありませんでしたが
礎石・根石のような形跡は見ることができました。

『琉球グスク研究』(當眞嗣一著)で調べてみたら
5~6の郭があるんだって。

ちなみに案内板などは一切ありませんでした。
入口そばに突き刺さっていた木片に
名前ぐらいは書かれていたのかもしれないけど、
風化して何も見えませんでした。

グスクの脇の崖下は風葬墓などが点在していて
天願按司の墓もありました。

また奥のガマは
沖縄戦時、集団自決の悲劇が起こった場所。

慰霊碑がたてられていました。

史跡であり、戦跡でもある、
うるま市の具志川グスクでした。

 

all photo by ケータイ
(設定により画質が荒い…;)


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