がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

琉球貨幣史

2014年01月17日 | ・琉球歴史/文化風景


↑クリックで拡大

 

明日、県立博物館で、
それはそれは興味をそそられる講演会が開催されます

琉球貨幣史~古琉球・銭の物語~

銭について特化した話を聞くのはワタシも初!

尚泰久が作った貨幣「大世通宝」や
尚徳の「世高通宝」の話もでるかな~??

入場無料で予約不要、先着200名様
だそうです

 


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蛇足ながら、昨日のぼやきの続き。

全てのグスクに「按司」が住んでいたわけではないよね。
そのそも「グスク」がそのままイコール「按司の居城」ではないしね。
それに居城という意味のグスクでも
端城・出城・衛星グスクのような立ち位置のものなら
グスクの主はいても「按司」ではないっぽいよねー。
(糸満の具志川グスクは端城とかではなさそうだけど…)

ちなみに糸満市の具志川グスクは喜屋武間切。
やっぱ、具志川按司っていうのが
糸満の具志川グスクの主っていう可能性はないのかな?
(久米島の具志川はひとまず置いておくとして)

ま、具志川按司って聞いて、
普通にうるま市の具志川グスクの按司って思ったんだけどね。
ふと、「もしかして糸満のもあり得るのか?」と思ったので
ちょっと自分なりに考えてぼやいてみたのでありましたー。


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具志川按司の娘

2014年01月16日 | ・琉球史散策/第一尚氏

  

昨日アップした、第3の具志川グスク(INうるま市)のこと。

どうやら、尚徳の妃は具志川按司の娘、らしいですね。
(参/「新琉球王統史4」 wikipediaにもあった)

もちろん糸満の具志川按司、と考えられないこともないですが
うるま市の具志川按司が、昨日書いたような
安慶名按司一族(というかその1つ上の伊波按司から派生した門中)だとすれば
その一族に護佐丸も賢雄も連なっており(阿麻和利については保留)
中頭地区でそれなりのポジションにある…ということになるので
その関係のような気がします。

っていうか、糸満の具志川グスクに住んでいた按司は同じく「具志川按司」なんだろうか?
○○按司という名称の○○には地名(領地名)が入るはずだが、
糸満の具志川グスクの場合、具志川という名称はどうなんだろ。
伝承にあるように久米島の具志川からの流れで同名にしたのであれば
具志川按司とはならない(呼ばれてない)ような?

だとしたら、クーデターの際に京の内のガマで殺されたのは
幼き頃この具志川グスクで育った女だった…ということになります。

そう考えると、この具志川グスクを見る目も
ちょっと変わるような気がします。

 

 イラストは2010年の秋、
8年のブランク間もない頃に描いた尚徳(一部修正)。

尚徳に関しては最初から“出来上がっている”キャラでした。

 


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3つ目の具志川グスク

2014年01月15日 | ・琉球歴史/文化風景

具志川グスクシリーズ!(笑)

糸満市の具志川グスクと、
久米島の具志川グスクと、
ここうるま市の具志川グスク

例にもれず、海に突き出た断崖上に築かれています。
(海城形式)

糸満の具志川グスクと久米島の具志川グスクは
伝承によるとつながりがあるようですが、
ここ、うるま市(旧具志川市)の具志川グスクは
そこんとこ、どうなんでしょうネ。

気になるトコロです。

『三山とグスク』(座間味栄譲著)では
安慶名按司の三男(つまり、賢雄の曾じいちゃんの兄弟)
が拠点とした(築いた?)、とあるけど、

以前紹介した屋良グスクのパネルでは
そのことは書かれてはいません。
(三男の記述だけがないのだ)

内部は城壁がずらーっという状態ではありませんでしたが
礎石・根石のような形跡は見ることができました。

『琉球グスク研究』(當眞嗣一著)で調べてみたら
5~6の郭があるんだって。

ちなみに案内板などは一切ありませんでした。
入口そばに突き刺さっていた木片に
名前ぐらいは書かれていたのかもしれないけど、
風化して何も見えませんでした。

グスクの脇の崖下は風葬墓などが点在していて
天願按司の墓もありました。

また奥のガマは
沖縄戦時、集団自決の悲劇が起こった場所。

慰霊碑がたてられていました。

史跡であり、戦跡でもある、
うるま市の具志川グスクでした。

 

all photo by ケータイ
(設定により画質が荒い…;)


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琉球史エッセンスのあるお店

2014年01月13日 | ・沖縄のcafe、お食事処

 

個人的にずっと思ってることがあるんだけど、

琉球史ネタが感じられる
もしくはエッセンスを取り入れているお店情報を1つに集めたい。

歴史ある由緒正しい店、という意味ではなく
(それもステキだけど)
もっともっと気軽なお店やスポット。

 

例えば、


テンペストから千寿糕(せんじゅこう)を再現した「新垣菓子店

百十踏揚から名前を取ってて例の小説も置いている「ももと庵

大城賢雄の子孫(夏氏)が経営する「けんぱーのすばやー

琉球の伝統茶であるぶくぶく茶を“食べられる”「てんtoてん

伝統菓子を説明付きで色々味わえる「首里城の鎖之間

美里御殿跡地にある「琉球茶房あしびうなぁ

六諭衍義を饅頭にしちゃった名護のお菓子屋さん「お菓子のEBISU

阿麻和利伝説なるお菓子も扱っている「勝連城跡休憩所」
(海中道路の海の駅にもあったはず)

そのものズバリ、琉球の歴史をテーマにした内装の「琉球料理 首里天楼
(他JCC系列。「百名伽藍」もそうだね。…気軽ではないけど(^^;))

 

という具合。

護佐○は……微妙だけど、まぁ立地的に面白いからありかな?(笑)

 

食べ物屋さんじゃなくても
「モノ」を扱っているショップでもいい。

集めてみたら結構あると思うんだー。

 

ただのグルメスポットではなく
琉球史とリンクさせて楽しめるお店っていうのがポイント。

 

おきなわいちばさん、いかがですかー?

 

 

*おまけ*

つい最近、けんぱーのすばやー行ったんだけど、
メニューに「鬼大城そば」的なのできないかな(笑)
もちろん、肉とかががっつり乗った漢らしい大盛りそばで。

 


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写真は伝統琉球料理の高級店「美栄」での品。
東道盆だよ東道盆!半年前に行ったのだー♪
レポまだだったね…(^^;


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I miss you.

2014年01月12日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 時々、フト思う。

 

南ぬマナ太陽の皆、元気!? (;_;)

 

ちょうど1年前の「龍刻の門」の舞台公演後も
フラのチームとコラボしたり、イベントに参加したり、
年末にも琉球色を封印した舞台に挑戦したらしいとか、
がんばっている様子は小耳にはさみますが、
この1年、南ぬマナの活躍を見れてません

イクマさんの「花城」聴くたびに
南ぬマナを思い出すよ。

久しぶりに公演、見たいな!
っていうか会いたいなー

 

気にしてるよーーー (;0;)ノ

 

以上、心の叫びでした(笑)

 

ってゆーか、Rさん成人式か!?Σ(゜д゜)
はっさびよ、初めて会った時13歳だったのに(笑)

ってことはあのコタチも皆ハタチか!
うひー、ワタシもそれだけ歳とったって事か。


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アマミキヨじゃない人類の始まり

2014年01月12日 | ・琉球史散策/神話・近代

 舞台AMAMIKIYOの記憶も新しい、今日この頃。

もうご存知のように、
アマミキヨは琉球の創世神であり、人の始まり、
ということになっていますが(→

実は琉球における人類発祥の伝説は
アマミキヨ以外にもあるのをご存知ですか?


向こうに見えるのが古宇利大橋

その舞台はこちら!

今帰仁の北に位置する古宇利島!

今は古宇利大橋で繋がれて
恰好のドライブスポット、ビーチスポットとして有名です
ワルミ大橋もセットでね!)

このブログでも古宇利島は何度か書いているのですが
今回は自然風景ではなく島にまつわる伝説を紹介します

古宇利大橋から島に入ってしばらくのトコとろに
このような石碑がばっちり立っています。

アマミキヨ・シネリキヨ(アマミク・シネリク)ではなく、
ウミナイ・ウミキイ(ウナイ・ウキイ(ウミキ?))。

イメージ図也。

女性がやや大きく描かれていて
ここでも女性優位な感じ?


この2人の伝説は「沖縄版アダムとイブ」とも言われていて
この通称で紹介されていることが多い感じ。

 

ではその物語を簡単にご紹介。

 

昔むかし、この島に2人の男女が天から遣わされた。

2人は裸でいても何も恥ずかしいと思うことなく
自由にのびのびと暮らしていた。

天からはいつも餅が降ってきて
2人はそれを食べて生活していた。

しかし2人はこの餅を蓄えるようになったので
神様は餅を降らすのをやめてしまった。

それで2人は海に出て漁をするようになり
労働の苦しさを学んだ。

ある日、2人は海でジュゴンが交尾をしているのを見て
子作りを理解した。

そしてここから人が増え、
沖縄に広がって行った

 

というもの。

(参/ありんくりん沖縄サイト 他)

 


手前で潮が渦巻いている…。

天から餅が降るというのはともかく
子作りについてはなかなか人間くさいリアリティが…

伝説とは言え、魔法みたいに子どもがぽんぽんぽーん
という感じじゃないんだよね(笑)

旧約聖書のアダムとイブでは
2人をたぶらかした蛇の存在があり
「知恵の実」を食べたことで労働や性の不自由に開眼してしまうのですが
古宇利島のアダムとイブは急にどうしたんだろうね。

元々人間が持つどうしようもない欲深さってことでしょうか。

ほんで、ここが2人が暮らしていたという
シラサ岬という場所。

晴れた日は海が本当にキレイ
(※撮影は数ヶ月前の秋頃。やっと今になってお披露目…

そしてこの洞窟が、2人の住処。

かつてはフイ島、クイ島(越島)と呼ばれていた古宇利島ですが
このアダムとイブ伝説があることも伴って
古宇利島は縁結びとか恋の島(クイ→コイ)
って謳ってるみたいです。

ハート岩とかさ、他にも色々あるみたいよ…。

 

まぁそういう俗的なことはともかくとして、
古宇利島は古からの風習、風景等も残っているということもあり
ちょっと“感じる”人曰く、
いわゆる霊的な意味でもなかなかの島
ということです。

桜まつりも来週から始まりますし、
北山に観光客が増えるこの季節。

今帰仁までおこしの際は
古宇利島まで足をのばしてみるのもいかがでしょうか

 


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モモトの日'14

2014年01月10日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

今日は1月10日。

110でモモトの日!

…と勝手に決めて2年目(笑)
(去年のモモトの日→

 

ということで、
この間なんとなーく出てきた落書きイラストから。
今回はちゃんとポンパドールで

 

おでこがきれいなのは
美人の条件の1つだと思う

 


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鬼餅伝説

2014年01月08日 | ・琉球歴史/文化風景

今日はムーチー(鬼餅)の日。

でもムーチービーサは1日遅れで明日到来の模様。

それでも1日しかずれないのもスゴイよな。

 

ムーチーの日なので、ムーチー伝説由来の場所、
首里にある金城町の大アカギ界隈。
赤い門で仕切られている内金城御嶽が有名だけど
すぐそばにあるこっちの御嶽も雰囲気抜群です。

そばにある看板によると
ムーチー伝説の兄妹が住んでいたとされる場所らしいです。

 

ムーチー伝説については沖縄人にとっては言わずもがな、ですが
一応本土の人のために簡単に書くとこう。

 

昔々、ある兄妹がいました。
いつの日か、兄は人をも喰らう鬼になってしまいました。

妹は鬼になった兄を退治しようと思い、
好物だった餅に鉄を入れ、兄を見晴らしのいい崖へ誘います。

そして兄には鉄入りの餅をさしだし
自分は普通の餅を食べ始めます。

兄は鉄入りの餅を食べようとしますが
もちろん堅くてとても食べられない。

しかし妹みるとパクパクと食べているではありませんか。

おどろいた兄は後ずさりをして
崖から落ちて死んだとさ。

 

という、よくわからない話(笑)

でもこの話はもうちょっと詳しく書くと
妹には鬼を喰ってしまうという
「血を滴らせたもう一つの下の口」を見せつけた、
という、ちょっとアダルティ~な話になるのでこちらでは割愛(^^;
アダルトというか、下品と言うか、えげつないと言うか…💧

(詳しく読みたい人は例えばこちらをどうぞ)

 

どっちみち、この兄ちゃん、
かなり純粋なんだと思うんだけど。

 

なので結局鬼餅伝説とは、
鬼になったものの
妹のセクシー攻撃にやられた
純粋なお兄ちゃんの話

ってことにまとめられるでしょうかね。 

 

そもそも何で兄ちゃんが鬼になってしまったのかも不明だし
やっぱりよく分からん伝説です(笑)

 

この場所は何度か訪れているのですが
そのたびに、このように御嶽に向かって陽がさして
神秘的な雰囲気が漂っています。

 ちなみにこのエリアは、
『黙示録』(池上永一著)の舞台の1つでもあります

 


サンニン(月桃)の香り、大好き~!
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桜前線

2014年01月07日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

沖縄の桜は北から咲く

 

ということで、
ここ北山では寒緋桜がちらほら咲き始めていますよ。

去年は全然咲かなかった桜ですが
今年は満開の桜が見られるといいなぁ

 

 

今年も桜まつり、行こうっと

今帰仁グスクの桜も満開になりますように

 

去年の八重岳桜まつりデジブック 『ひとあし、お咲きに。』

4年前の今帰仁城跡桜まつりデジブック  『グスクに桜』

(夜桜編もあるよ。気になる人はめんそ~れのデジブックリンクからジャンプして下さい★)

 


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1年ぶりのAMAMIKIYO

2014年01月06日 | ・現代版組踊レポ

(本日2投目)

琉球幻想絵巻「AMAMIKIYO―ニライカナイ伝説―」

2014年1月5日(日)

燈ホール

  

この作品は去年の1月に見て、その後の本公演(?)は見てないので
ほぼ1年ぶりの観劇でした。

終わってすぐのモブログでも書いたけど
観終わったあとの、あの充足感は久々でした。

感動した熱い気持ちや物語の余韻がずっと残ってる、あの感じ。

うーん、いいものを見せてもらった!

そんな気持ちです。

 

AMAMIKIYOは現代版組踊ではなく、
歌とパフォーマンスに主体を置いた舞台。

前回も歌や音楽、演舞などすばらしかったのですが
更にそれに磨きをかけ、新しいものも加え、バージョンアップ

照明も音響も舞台美術も映像も衣装もメイクも小道具も申し分なし。
確かに70分と短めの公演ではありましたが
細かい所まで凝った作りで作品に密度があり、十分に楽しませてもらいました。
(でも90分はあると尚いいですね、やっぱり(笑))

 

前回はずっとシリアスな感じだったのですが
今回は珊瑚の精アカホシが遊ぶ遊ぶ(笑)
コミカルな演技もさることながら、
観客も巻きこんでの演出は面白かったです。
アマミキヨというシリアスな世界観に合うのか?ともフト思いましたが
前半と後半とでしっかり分けられてきちんとメリハリがあったので
「これもアリか」ということで楽しませてもらいました

何よりアカホシの演技力、アドリブ力がすごかったです。
声のバリエーション、セリフまわしのリズムやテンポ、
ぐっとトーンを落とした声でもしっかり聞こえる。
発声がいいのかな。
現代版組踊の子どもたちにはない発声だと感じました。
プロですね

 

アマミキヨは相変わらずの安定した歌唱力、のびやかな歌声。
やっぱりニライカナイの曲がすてき!
7つの神のシーンの歌も好き!
(このシーン、なぜか泣きそうなる)
今回初?の赤い花びらの曲もステキでした。
ミニアルバムでもいいからカナサの舞台楽曲集出ないかな―。

 

シネリキヨさん。
なんですかあの色気は。
年々勇也君の色気が増してきていると感じてるのはワタシだけじゃないはず(笑)

あんなに華奢な体なのに、体の芯ががっしり立ってる感じで絶対ぶれないし
ワイルドに魅せるところは魅せるし
物腰柔らかくジェントルマンの所はジェントルマンだし。
はーもー、大変さー(笑)

大地の鼓動の掛け声以外は一切声を発しない分
むしろアマミキヨよりも神秘性があった気がする…。
ってゆーか、チラシもシネリキヨのほうが扱い大きいね(笑)

 

男性アンサンブル…大人の男、ワイルドマン。
卒業して1年でこんなに大人っぽくなるのか、ワイルドマン(笑)
冒頭のスクリーン(布)の演出、めっちゃステキだった!!
感嘆の声があがるはずですヨ。
アマミキヨの世界に覆われる、包まれるっていう意味も感じたし
何より観客が風を「体感」して物語に入るなんでステキすぎ!
ああいうのこそ映像ではできない、舞台ならでは、ですよね!
うーん、天晴れ!

石や土や水の三角旗を持った演舞もかっこよかったし
そこから扇子の舞に至るまでの男サンメドレー、かっこよすぎ。
音もいいんだよなー。あのシーンは歌じゃなくて音。
音楽監督の仲里さん、天才!
バンドチームのみなさん、グッジョブ!

 

女性アンサンブルに創作舞踊のお姉さんたち、皆美人
あれもこれもと大活躍。
衣装替えだけでも大変そうですが
その分、華があって見ごたえが出てて…とにかく感服。
赤い花びらの時のフラメンコな衣装は意外でしたけど
振りもけっこうスパニッシュだった?(笑)

しっかし振付してるスタッフさんもすごいですよねー。
あんなにたくさんの曲にあれだけのバリエーションで付けていくのだから。
小道具の使い方も効果的だったし。
はぁ~、感服、敬服でございます

 

で、物語として今回唸ったのが人創りのシーンです。
個人的にアマミキヨは神々しい神というよりは
どこか素朴な、人間らしさも感じていたのですが、
“神を捨てて人になる”
というこの設定には至極納得しました。

なるほど、それだ!!
って心の中で膝を打ちましたね!

神性のあるアマミキヨ伝説と
人間味のあるアマミキヨ伝説。
中山世鑑中山世譜で微妙に違う2人の印象。

しかしこれなら神と人間の2面性があったのも分かる。
これは藏當さん、してやったりですね

人となった(“神衣装”を取り去り“人間”へ)時のシーンも
2人の仲むつまじさにドキドキしたよ(笑)

そういえば、このシーンの舞台美術、
洞窟系でシルミチューっぽいと思ったけど合ってるかな。
見てて垂直の空間表現(舞台美術)がほしいなーと思ってたので
ここで出てきて嬉しかったです

 

 

 

で、超細かいことですが、
実は去年見た時も思ってて今年もやっぱり思ったので書いとく。

アマミキヨのおみ足は…見えないほうがいいなぁ

どうも子供っぽく見えちゃう。

ドレスの裾をたくしあげた、ぽてっとしたシルエットなので
キレイというよりはかわいい感じになっちゃって、
上半身のきらびやかで大人っぽい雰囲気とアンバランスな印象を受けました。
しかも赤い鼻緒の草履だし、膝を見せちゃうとどうしても、ね。

 

なんかAMAMIKIYOでは足のことばっかり書いててゴメンナサイ(笑)
あ、最後は女サンは青緑の足じゃなくてちょっとホッとしました(笑)

でも皆そうだけどきれいな足で羨ましいッス

 

あと、惜しかったのは
最後の演舞が終わって(未来塾のやつ)、
カーテンコールに入るまでのあの「間」というか流れ。

暗転して、アカミキヨ一人残って、静かな前奏にお時儀のパフォーマンス

演舞が終わってわーってなった気持ちと拍手がいったん止んでしまうので
ちょっと盛り上がりが途切れちゃう
せっかくまたニライカナイの曲で盛り上がるので
観客の気持ちと拍手が
そのままぐーっと持続するような流れでできたら尚いいなぁと思いました
(波とかの効果音でつなげる…とか?)

昼は終わった後も「ん?これで終わったの?」という観客の空気があったので
夜ではアナウンス入れたのはgooでした(笑)やっぱりね(笑)

 

*私信*

KIさんは今回観劇されたのでしょうか?

私はかなりツボだったんですが、
KIさんがどんな印象持たれたのか気になるトコロです(^ω^)★


久々に長々レビューとなりました(笑)
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この舞台は現代版組踊ではないですが
こちらのカテゴリにまとめておきます。


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百十踏場?

2014年01月06日 | ・肝高の阿麻和利レポ

壁|・ω・)

キョウハ グスクコウエンノ チケットハツバイビ ダッタヨ。

ミンナ チケット トレタカナ。

 

 

写真は年末に訪れた勝連グスク。

以前のグスク公演の客席だったところ、四の郭です。

3月の公演のときには埋まってるのかな。。。

 

*おまけ*

「百十踏場」になってた
休憩所のところにある顔出しパネル。

うーん、かなり無理矢理だけど、
一応「揚」に直したとみなしてもいいか?(笑)

 

アマミキヨのレビュー、今日でアップするよー(・∀・)ノ

 


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いい月が出てる。今年も。

2014年01月05日 | ・現代版組踊レポ

 

(本日二投目)

 


会場を出ると、きれいなお月さんが。

去年AMAMIKIYOを見た時も
きれいな月が出てた。

去年は満月。

今年は舞台に登場してたような
細い三日月。

 

 

晴れた夜空にきれいな三日月。

充足感のある舞台。

う~ん、幸せ

 


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速報

2014年01月05日 | ・現代版組踊レポ



AMAMIKIYO~ニライカナイ伝説~

う~~ん

観劇後のこの充足感、久々だな~(*^o^*)

あの展開、設定には唸ったわ~。
なーるーほーどー。

これはいい♪


夜公演、迷ってる人はおすすめします!
なによりシネリキヨの色気がハンパないです(笑)
(70分公演にしてはお高めではありますが、
ワタシは払う価値あると感じました!)


響ホールと隣の燈ホール、
ただ今まるまる外装工事中につき、
ブルーシートでラッピングされてます。
かえって目立つので分かりやすいかも?

 


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琉球と馬。

2014年01月04日 | ・琉球歴史/文化風景

 

さて、午(馬)年ということで。

 

琉球と馬との関係で1番最初に思いつくのは、やっぱり

朝貢品

ってことかなー。

 
琉球は明国と冊封、いわゆる主従関係を結びます。

琉球は明国に貢物をし、
明国はその何倍ものお返しをくれました。

琉球が明国に貢いだ代表的な品が
馬と硫黄でした。

(「花織の宴」泰期の章でもセリフにあるので知ってる人も多いかな?)


明国も琉球からの馬を重宝していたようで、
琉球は一度の進貢で20頭、40頭、
多い時では120頭(!)も送る時もあったようです。

進貢船には人だけではなく
馬もたくさん乗っていたということですね。

 
*追記*
朝貢品ではありませんが、
中国側が琉球から一度に983頭も買って帰るという記録もあり。
詳しくはこちらをどんぞ。


琉球の馬は小ぶりだったようなので
戦向きではないような気がしますが、
意外と小回りが利いて便利だったのか、
それとも運搬用に使ったのか。


ともあれ、
琉球の馬が明国でも大活躍していたようです

 

参/「新 琉球王統史2 察度王 南山と北山」(与並岳生著)

 


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馬画像だけはフリ―サイトから拝借してレタッチしましたm(_ _)m


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謹賀新年

2014年01月03日 | ・徒然日記

 

明けましておめでとうございます。

そして読谷村日本一の村への昇格おめでとうございます。

今年もワタシなりに琉球史の魅力や面白さを
色んな形で発信できればと思っています

今年も「がじゅまるの樹の下で。」を
どうぞよろしくお願いします

 

―和々―

 

 

実は大みそかから正月にかけて
体の調子が崩れてしまってずっとやーぐまい(家籠り)してました。

せっかく元旦、2日と晴天に恵まれていたのですが
初日の出も首里城の朝拝御規式も欠席。

なので写真もナッシングです。

加えて、今年は諸事情により年賀状も作っていないので
正月イラストもナッシングです。
(身内の不幸…という訳ではないのですが、ゴメンナサイ(^^;))

 

でもやっぱり最初のブログの写真は正月らしいもの、ということで
正月に食べた「京菓子司 俵屋吉富」の福まめ(干支パッケージ)を
写してきたのでこれで(笑)

最近、ちょっといい和菓子と日本茶に凝ってるのです

北山でもいい和菓子屋さん無いかな??
素朴なのでもいいから、丁寧に作ってるような。

 

さて、昨年を振り返って…とか、今年の目標は…とか
書きたいトコロですが
振り返りも目標立ても「年度」ですることにしました。

どうもやっぱり年区切りはライフスタイルにしっくりこない

一応考えてみたけど、
どれも「まだ途中」感があるので
それならば、と、考えるの止めました(笑)

年度末、年度初めに心新たに考えようと思います。

 

 

最後に。


新年にあたりまして、うちのネコスケから
皆様にご挨拶申し上げます。

 

 

 

いや~、今年の正月はホント
天気良すぎるくらいでしたわ。

 

 


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…あっ、アクセス解析見たら、なんか舞台レビュー目当て?の
訪問者さんいるっぽいですね(^^;
えーと、昨日・今日のブセナのイベントは行ってないです。
ちなみに12月の琉球伝信録も行ってないです。
TAO Factoryのサイトで情宣されたの直前だったので。
直前だとさすがに無理だー(^^;


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