がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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ブロンズ

2014年02月10日 | ・徒然日記

 

ブロンズのような輝き。

 

 

波打ち際に光が反射する様が好きです。

 

 

反射される光が砂に中和されて
落ち着いた具合に。

 

 

 

 

それでも砂粒1つ1つが
キラキラ光っててまるで砂金のよう。

写真では表現しきれないのが残念…。

 

 

ある島での、

日の出のひとときでした。

 


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今帰仁城跡→兼次小学校

2014年02月09日 | ・現代版組踊レポ

 

今日の「北山の風」公演、

雨天のため、


兼次小学校体育館に会場変更


のようです。

 


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ダンパチ志慶間城郭

2014年02月09日 | ・琉球歴史/文化風景

雨の日が続きますねぇ…

気温は三寒四温という具合なのですが、
気温の高い日はまるで梅雨のようです。

今日の「北山の風」も予報では小雨なので心配…。

 

さて、気分だけはアゲて行きましょう、
ということで晴れた日の今帰仁グスク!
(先月の桜まつりの時のモノ)

うわーおっ!

志慶間城郭がばっさりスッキリ!!!

以前は緑で覆われていたのですが
ズバッとダンパチ志慶間城郭。

発掘or修復工事入るのかなー

森の谷間には志慶間川が流れています。

攀安知が自害して愛刀・千代金丸を投げた川。

ばっさりスッキリした志慶間城郭に、


「これはテンションあがるわ~!


と喜び勇んで降りようと思ったら…

 

立入禁止

になってました

 

うわーーーん 。゜(゜´Д`゜)゜。

桜まつりでかきいれ時だっただろうに…トホホ

なので、昔撮った写真より。
志慶間城郭は何度も紹介しているので
今回はピンポイントで「志慶間門」です。

護佐丸ひきいる尚巴志軍が突入した場所。

「北山の風」冒頭でも

「志慶間城郭が破られたぞー!!」

って出てくるので、お聴き逃しなく☆

 

*おまけ*

今帰仁の猫。

これは通称“お父さん猫”

チケットもぎり小屋に「入れてよ~~~」って鳴いてましたが
ダミ声でウケました(笑)

こちらはベンチを占領して日向ぼっこしてたコ。

 


メンバーさんスタッフさん、雨に負けずにFIGHT~♪
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北山の風の主人公、本部平原ですが、
実はこの本部平原イラストは今でも気に入っている。
没にしなきゃ良かったな。
(※北山の風見に行く人は閲覧注意(笑))


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琉球王とノロのラブ

2014年02月08日 | ・琉球史散策/第一尚氏


最近イラストUPしてないなーと思って
描いてみた古琉球ノロさん。
(※創作です。鮫川大主か思紹時代あたりのイメージ設定)

ところで尚巴志をはじめとする各王様について見てたら
側室のポジションに結構「ノロ」さんがいることが多いです。

それらはたいてい伝承などによるものなのですが、
例えば尚巴志だと読谷伊良皆の東松田ノロ、
尚泰久だと、江洲ノロ、
尚徳はもちろん国笠(久高島のノロ)、
尚円(金丸)も西原ノロに今帰仁崎山村のノロ、

王様ではないけど護佐丸も北山看守時代に
今帰仁ノロとデキてる、

という具合。


「考証・王冠を釣った金丸」(當真荘平/H8)
「琉球歴史夜話」(源武雄/S46)
「護佐丸一統繁栄記」(伊波盛誠著/1988)


いずれも「正妃」ではありません。

当時、正妃以外にも「妻」や「夫人」を置くのは普通のこととしても、
神女である「ノロ」さんが多いのは気になりませんか?

 

「月代の神々」(當眞荘平/S60)にこんな記述がありました。

 

王の出陣にはウナジャラ(妃)は同行しないので
ノロの家に陣屋を構えるのが決まりであった。

戦斗が長引けば滞在日数も伸びるわけである。

したがってノロとの間に子も生まれることになる。

 

うーむ。

確かにノロならその地方ではそれなりの格と言うか
ポジションにあっただろうから
それなりの家に住んでいたことでしょう。

で、王がその地方でそれなりの家に
宿をとるのは当然の事でしょうな。

そんで……
っていうのも、分からんでもない。


でも個人的に思ったのは、
単なる「そこにいた女だから」という単純なコトよりも
ノロだからこそ、
つまり神女としてのノロと交わることで
神の力をとりいれるというか
そういう意味合いもあったりして…?

と。

相変わらず古琉球偏愛なので
近世の例は分からないのですが
もし古琉球の時期に著しくみられる例ならば
戦世ならではのならわしとして
そんなことも考えられるかもしれません。

 


はたしてそこに「愛」はあったのか?
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テンペスト行脚~首里城/復元暗シン御門~

2014年02月07日 | ・『テンペスト』行脚

さて、首里城新施設公開記念シリーズ。

テンペストファンにとっては無くてはならないこの施設!

主人公の寧温と真鶴が性を入れ替わり、
首里城の男の世界と女の世界を行き来する
ファンタジーのような秘密の通路。

その名も左掖門(さえきもん)、
通称、暗シン御門(くらしんうじょう)!

 

重要スポットなだけに
このブログでも幾度となく取り上げているので
説明についてはそちらをご参照ください。
  

 

今回のミッションは、暗シン御門を体感すること!

では、入ります!

 

新しい白木のせいか、
明るくスッキリした印象。

手前に観音開きの扉がついています。

奥まで行くと柵があってその先は行けないのですが、
通路が確かにクランク状になっているのが分かります。

光のさす向こう側が、女の世界の御内原。

分かっちゃいるけど、通路としては大した距離ではなく、
本でイメージするような長くてじめじめしている地下通路のような感じではないデス(^^;)

(暗シン御門の中にある「げらゑの間」はさすがにフィクションなんでしょうかね)

振り返って、御内原側から見るとこう。

通常の見学ルートをたどるだけだと
通らない所にスポットなだけに
誰もいない、誰も来ない(笑)

有料エリアの中で一番静かなスポットかも?

正面に御庭。

南殿。

左の建物は近習詰所。

ちなみに手前右の暗がりは正殿です。
これまでは正殿内部の見学ルートの入り口だったのですが
本来なら正殿の壁になるのかな?

やっぱり極秘通路にするにはどう考えても無理あるよね(笑)
そこんところは、フィクションとして楽しむことにしましょう。

じゃあ、せっかくなのでテンペスト行脚。

 

黄金御殿は二つのバイパスが表世界と繋がっている。

二階の空中回廊は王族や女官たちが使う表の回廊だ。
そして一階には摩訶不思議な暗シン御門がある。

寧温は空中回廊から正殿に抜けてさらに1階の南風の廊下に降り、
暗シン御門に飛び込んだ。

途端、漏刻門の太鼓が申の刻を告げる。

連動して首里の寺が一斉に鐘を撞く。

たちまち王都が深錆色の重厚な波紋に包まれた。

「寧温、真鶴になりなさい!」

 

「テンペスト(下) 217-」(池上永一著/角川書店)

 

 

“たちまち王都が深錆色の重厚な波紋に包まれた”

この表現、最初に読んだ時から印象的でした。

なんか、スゴイ分かる。

その時の風景とか空気とか色とか温度とか匂いとか、
そういうのがイメージできる。

池上さんのイメージ的な文章描写ってすごくいい。

ただそのままを描写してありまのままの姿をイメージさせるんじゃなくて
+αの想像力を刺激するような、
そんな描写をする作家さんです

 


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阿麻和利のお墓の変遷

2014年02月06日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

これは「勝連村史」(町じゃなくて村)に掲載されていた
阿麻和利のお墓の写真です。

勝連村史が1966年発行なので
その頃の様子かと思われます。

岩に茂った木と、藪。

辺りはたしかに何もない原野のような雰囲気です。

(阿麻和利が殺されたのはマルチャバタキ[俎畑]と呼ばれる
不毛の地だったと言う伝承があります)

 

 

そしてこれが、何年かがたって、

辺りに人が住み始めた時期の写真。

 

 

 

 

 

 

 

って言うのは嘘で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は「阿麻和利のお墓なう」です。

 

 

 

うそーーーー!!!Σ(゜д゜;)

 

何と、奥のエリアがごっそり伐採されて平地に!

手前の畑も全部ではないにしてもつぶされて
車が通れるようになってた!

(撮影は今年の1月中旬。あー、画質が荒い…;)

 

何?何!?何ができるの?

家?アパート?駐車場?!

 

なんか雰囲気がまるで変わっちゃって
ちょっとショックでした…(ノД`)

 

 

ところでこの阿麻和利のお墓。

謎の穴」は相変わらずなんですが、
なんか放置されているのを見ると
今は何もないんだろうなぁ…と感じました。
(穴、ちゃんとした調査とかではなかったっぽい…?)

戦前(昭和14年)に行われた島袋源一郎氏による調査では

内部には木棺一個、陶棺二個、石棺一個があり、
奥のほうの木棺は腐朽倒壊していたが、
構造が今帰仁運天の百按司墓や、
南山王族の墓の骨箱と同様で…

とあり、
(参「新説 阿麻和利考」/高宮城宏著)

“それらしい”古琉球の匂いもするのですが、

戦争でどうにかなってしまったのか、
それとも…。

 

ところで。

正史によると阿麻和利は勝連で王軍に攻められ、
賢雄に斬られたことになっていますが、

昨年肝高の阿麻和利公演で読谷に行った時にふと、
阿麻和利ってやっぱり読谷で死んだんだろうなぁ
と、妙にそう感じました。


個人的には勝連で城と共に死んだ説をとりたい派なんだけど。
「百十踏揚」の小説のように。

 

じゃあ、なんで正史では「勝連で死んだ」と書いているか?

ってことなんですが、

…そりゃ、


「取り逃がしちゃった(*σ・ω・`*)☆」(テヘペロ)


っては書けないわな。

と。

 

もちろん真相は分かりませんが、
とりあえず「阿麻和利のお墓」と伝わるその存在自体が
興味をそそる史跡です。

周りが開発されていくのかもしれないけど
それなりに調査・保護はしてほしいですね。

 


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不吉の印?守護の印?沖縄の蝶

2014年02月05日 | ・琉球歴史/文化風景

 

沖縄で蝶のことをハベルといいます。

テンペストでは死後の世界を象徴する不吉なものとして描かれています。

 

「京の内からハベルが出たのは
聞得大君がもうすぐ退位するという意味だからじゃ」

王妃は満面の笑みで聞得大君に言った。

「テンペスト(上) 128」(池上永一著/角川書店)

 

でも、もともと不吉なものというわけではないようです。

沖縄では女性は霊的な力を持っていて
その兄弟を守護するという考えがありました。
その事をオナリ神信仰と言います。

そのオナリ神としての化身が
蝶(または白い鳥)とされていました。

 

吾がおなり御神の
守らてて おわちやむ
やけ ゑけ

又 妹おなり御神の
又 綾蝶 成りよわちへ
又 奇せ蝶 成りよわちへ

(おなり神が我を守らんと来給うたぞ。
おお!なんと嬉しいことか。
妹おなり神が、美しい蝶となり来給うぞ。)

―おもろそうしより―

参/「百十踏揚 82」(与並岳生著/新星出版)

 

不吉な印と守護の印。
是、似て非なるもの也(´∀`;)

沖縄ロケ番組でパワースポットを心霊スポットを言ったナカオアキラ氏を思い出した(笑)) 

 

…つまりは「霊魂」ってことなんでしょう。

 

 

写真は中城の「キシマコノ嶽」に行った時のもの。

木々に囲われたぽっかりとした空間に
蝶の巣?でもあったのか、たっくさんの蝶がひらひらと舞っていました。
(トップ写真だけでも8匹の蝶が写ってます)

 幻想的なひとときでした

 


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テンペスト行脚~首里城の鈴~

2014年02月03日 | ・『テンペスト』行脚

 

「おまち。ここをどこだと思っている。
鈴を鳴らさずに入れば命はないぞ」
 

「テンペスト(上) 119」(池上永一著/角川書店)

 

真新しい木の香りがする首里城新施設。

やっぱ、いち早くチェックしたかったのは、
暗シン御門とこの鈴ですね!

首里城には男(表)の世界と女(裏)の世界があり、
その境界線に設置された鈴で合図をし
相互に取次、伝言をしていました。

この鈴は男の世界側にある近習詰所に想定再現されたもの。

 

 

紐を引くと向こう側(黄金御殿)の鈴が鳴る仕組みなのですが
残念ながら、今回の想定再現では鳴らすことはできません。
(想定再現は近習詰所のみで黄金御殿側にはありません)

ただ、スピーカーから鈴の音が
BGMとして時々流れています。

凝ってます(笑)

 

「お待ち。ここをどこだと思っている。
鈴を鳴らさずに入れば命はないぞ」

ふてぶてしい巨体で廊下を塞いだのは女官大勢頭部だ。
昨日も、一昨日も、もう何十回とこの台詞を聞かされて、
既に形骸化した様式になっている。

おそらく女官大勢頭部の言葉に意味はない。

ここまでしつこいと
「ようこそ御内原へ」
くらいの意味にしか聞こえなかった。

「孫寧温、通ります。廊下を開けなさい」

 

「テンペスト(上) 124」(池上永一著/角川書店)

 

この扉の向こうが女(裏)の世界の黄金御殿。

鈴を鳴らさずに扉を開けたとたん
女官大勢頭部の扇子が飛んできた
という感じでしょうか(笑)


ちなみに鈴引があった取次ポイントはもう一か所あって、
正殿の一階(下庫理)と二階(大庫理)の境目のこちら。

この部分に関しては過去記事でも書いてるので
一緒にどうぞ♪ → 

 

↑これ(2011.2撮影)が、

こうなってまーす!

 

というわけで久々のテンペスト行脚記事でした!

…テンペスト、もうしばらく読んでないんだけど
また読もうかな?


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菜の花畑♪

2014年02月01日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

今日は予想よりも早くお天気が下り坂に

でも気温は高いので夏のようです。


さて、春のお花写真、まだまだあります。

今日は菜の花!

特別な菜の花まつりとかじゃなくて、

今帰仁村の普通の畑に
わーっと咲いてた菜の花です。

菜の花もTHE春!って感じがします。

黄色いふわふわ

青空とのコントラストが爽やかです

 


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