闇を切り裂きコンクリートの上を駆ける
走っても拭えないもの
背中にぴったりと貼りついている
体中に汗をかいてきたら
拭えないものは全身に広がってきた
砂丘に飲み込まれたような感じなのだろうか
乾いている
汗は顎から滴り落ちているのに
干からびているかのようだ
タオルは汗で重たくなっているのに
砂丘から這い上がっても体中がカラカラだ
オアシスはあるのだろうか
四方八方がコンクリートの世界で
オアシスはあるのだろうか
この乾いた夜の中に
オアシスがあったとしても
それは刹那のこと
次のオアシスが見つかるまで
乾き続けるのか
明日がぼんやりしているのか
今日もぼんやりしていたのか
いっそ乾ききってしまおう
そのほうが楽になれそうだ
走っても拭えないもの
背中にぴったりと貼りついている
体中に汗をかいてきたら
拭えないものは全身に広がってきた
砂丘に飲み込まれたような感じなのだろうか
乾いている
汗は顎から滴り落ちているのに
干からびているかのようだ
タオルは汗で重たくなっているのに
砂丘から這い上がっても体中がカラカラだ
オアシスはあるのだろうか
四方八方がコンクリートの世界で
オアシスはあるのだろうか
この乾いた夜の中に
オアシスがあったとしても
それは刹那のこと
次のオアシスが見つかるまで
乾き続けるのか
明日がぼんやりしているのか
今日もぼんやりしていたのか
いっそ乾ききってしまおう
そのほうが楽になれそうだ