たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

夏はやっぱりカブトムシ-1

2012年08月06日 | NACOT

Srimg077720120801natukabu Srimg078020120801kabuto4

 8月1日(水)からは、「夏はやっぱりカブトムシ」がスタート。元々はワンダーキッズのプログラムで、サタデースクールやフリーコースも含めたキッズ会員対象ですが、ウィークデーでも参加できるファミリー会員の参加もOKです。今年は全3回開催予定。この日はキッズ4名+2家族6名の10名が参加してくれました。アシスタントはあきらです。

 「夜の森探検隊」と違ってカエルやヘビ、セミの羽化等はなかなか見られませんが、カブトムシだけは多く、日没後も活動するモンスズメバチも少ないので、子どもたちに自分で捕まえてみてもらうことができます。樹液を出す木が狭いエリア内に何本かあるので、子どもたちには1人ずつになってもらって、夜の雰囲気を満喫してもらうのにも好都合なんですよね!? たか爺としては、カが少ないのが何よりです…。

 この日は「夜の森探検隊」のガイドウォークのような感じで、樹液ポイント回りに少し時間をかけました。ナナフシモドキもお父さんにくっついてきてくれて、見てもらうことができましたね。1人ずつになってもらう時間は短めにしましたが、まあ、あとはオスが出てきたらキープするとか、より大きなオスと入れ替えるとかして、最後に残りはリリースする感じですからね。

  Srimg078220120801natukabu Srimg081420120801natukabu

 2日(木)は、自然環境情報ひろば-丸の内さえずり館-へ。たか爺は電車や人ごみが苦手なので、自宅より都心部へは滅多に出かけません…。有楽町へは乗り換えなしで行けるで助かりました。さえずり館は、なんだか都会のオアシス的な場所でほっとしましたね。

 18時半~20時、NACOT(NACS-J自然観察指導員東京連絡会)主催のネイチャーセミナーで、「親子で野遊び春夏秋冬」と題したお話をさせていただきました。予想どおり時間切れで、後半はかなり駆け足になってしまってちょっと反省…。まあ、お父さんやお母さんにはこれから親子で楽しんでもらうためのきっかけに、指導員の方たちには何かのヒントになってくれれば幸いです。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

 終了後、NACOTの川上さん、小口さんと軽く一杯。さえずり館との打合せや準備等で、お手数をおかけいたしました。感謝です。何よりも子どもたちの現状や親子での観察会の必要性等の問題意識が共有できてよかったですね。スケジュールさえ合えば、NACOTの活動にももっと参加したいところなので、今後ともよろしくお願いいたします。

 でも、都会はやっぱり疲れるわぁ…。これだけ人が集まれば中には変なやつもいるわけで、夜の森より夜の街のほうがよっぽどリスキーだなぁ…。夜の森では迷わないたか爺も、都心のビルの地下街では迷子になっちゃうし…。

Srimg085220120803natukabu Srimg089920120803kabuto2

 3日(金)の「夏はやっぱりカブトムシ」は参加者2名のみ。もっと怖がってもらってもよかったんだけれども、1人の時間は短めにして早めに切り上げました。カブトムシはやたらと出てくるので、リリースするというよりも初めからあまり採らない感じです。時間がたつにつれて、あちこちで交尾も始まりますが、大きなメスにしがみつくようにして交尾していたカナブンサイズのオスもいました。なんだかけなげ!? 

Srimg089420120803oozomusi Srimg091920120803

 オオゾウムシもご登場。今年は初めてですね。

Srimg084520120803ioiro_2 Srimg084720120803ookusihige

 大型でグレーのイオウイロハシリグモも久しぶり。オオクシヒゲコメツキは個体数も多かったです。

Srimg082720120803mon Srimg087420120803ookinokosp

 モンスズメバチはゴキブリかなにかを仕留めて、肉団子づくり。サルノコシカケにはオオキノコムシの仲間が来ていました。

Srimg085520120803mukugekonoha Srimg088520120803hagurumamtomoe

 最後に、ムクゲコノハとオスのハグルマトモエです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セミの抜殻しらべ-1

2012年08月04日 | 秋ヶ瀬公園

Srimg075520120731 Srimg075920120731nukegarasirabe

 7月31日(火)の午前中は、「セミの抜殻しらべ」の第1回目で子供の森。昨年からセミの抜け殻しらべ市民ネットhttp://semigara.net/のコアサイトに登録して、調査を始めたところです。毎年「自然観察を楽しむアート展」で、セミの抜殻伝道師のチャーリーに抜殻の山を見せられ続けちゃ、ワンダースクールでもそろそろやるしかないかという感じ!?

 イベント的にやるとけっこう人気があるらしいけれども、ワンダースクールではなぜかそれほどでも…。ワンダーキッズ日程を使って、夏休みのおまけ企画としての開催ですね。今回は自由研究にしたいという1家族2名といっしょに調べてきました。

 念のため再検してから調査票記入の予定ですが、ニイニイゼミが28、アブラゼミの♂26・♀2という結果でした。今年は、ニイニイゼミが下草のかなり低い位置で羽化していることがわかっただけでも、収穫だったでしょうか。草刈りのタイミングも関係してくるんだろうけれどもね。次回は8月15日となりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Srimg076220120731hannokihamusi Srimg077020120731sasakiriyocyu

 ハンノキハムシとササキリの幼虫です。ショウリョウバッタの♂も増えてきました。♀は幼虫がちらほらという感じでしたね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜の森探検隊-4

2012年08月04日 | 夜の森探検隊

Srimg067020120729yorunomori Srimg064820120729yorunomori

 7月29日(日)は親子でワンダー、30日(月)は予約日程で「夜の森探検隊」です。29日はキャンセルも出て5家族10名が参加。アシスタントはあきらです。30日はフリーコースのキッズ3名が参加してくれました。

Srimg070120120730yorunomori_2 Srimg065720120729yorunomori_2

 やはり25日からは、カブトムシモードに入ったようです。カウントはしていませんが、29日は10匹以上、30日は20匹近くいたかな。今年はカブトムシがつかめなかった2・3年生が5人もいたけど、今回初めてビジター参加してくれた5歳の男の子は、ちゃんと自分でつかんでいましたね。

 クワガタのほうも決して少ないわけではなく、ノコギリクワガタもそこそこ出てきていました。かいとは大型の♂を自分で見つけていたし、まさパパも小型の♂、♀も捕まりましたね。たか爺は♂をポロリで、もったいないことをしましたが…。

Srimg072520120730umaoi Srimg071920120730nanafusi_3

 ウマオイの鳴き声も増えてきました。ナナフシモドキもご登場です。

Srimg066920120729aoyoda Srimg068220120729aoyodato

 嫌いな人は、ごめんなさいねぇ…。29日には、アオダイショウの幼蛇が木登り。子どもたちと記念撮影です。そういえば、誰かのお父さんの姿が見当たらなくなっていたかな!?

Srimg063320120729aburayocyu_2 Srimg073120120730aburauka

 セミの羽化も、ニイニイゼミ・アブラゼミ・ツクツクボウシの3種類を見ることができました。29日には、集合時間前から木登り開始のアブラゼミの幼虫や、すでに羽化を始めていたニイニイゼミも見つかりましたね。木の枝のアブラゼミは30日のものです。

Srimg073620120730aburauka Srimg074920120730aburauka

 このアブラゼミは同じ個体。

Srimg072020120730niiniiuka Srimg073820120730niiniiuka

 ニイニイゼミです。

Srimg071320120730tukutukuuka Srimg073920120730tukutukuuka

 このツクツクボウシも同じ個体です。

Srimg068520120729tukutukuuka Srimg069220120729tukutukuuka_2

 これは別々の個体。やっぱりツクツクボウシはきれいだよなぁ~。今年はニイニイゼミの羽化が遅れていて、毎年大量発生する場所もさみしいものでしたが、ツクツクボウシの羽化は早かったですね。ここ数年の「夜の森探検隊」では見られなかったので、8月になってからだと思っていました。

 今年の「夜の森探検隊」は全6回開催。たか爺はこれにて暑くてかゆ~い夜の森からは解放されました…。カブトムシやセミの羽化はまだまだ見ることができるので、あとは送迎2名または現地3名以上にてご予約ください。ビジター参加もOKですよ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小川の生きものさがしと川遊び

2012年08月04日 | 川の生きものさがし

Srimg050920120728ogawanoikimonosaga Srimg052520120728ike

 7月28日(土)は巾着田。15日のねりま遊遊スクール「小川の生きものさがし」が定員オーバーになったので、ファミリー会員対象に午後の川遊びもプラスして追加開催です。5家族13名が参加してくれました。アシスタントは今回もたか爺のドラ息子です。

  関越が事故渋滞のため15分遅れてしまいましたが、まずは小川の生きものさがしから。でも、ほんとに暑くてなぁ…。子どもたちも途中から池で川遊びモード!? いい加減なたか爺としては、今回は教育委員会の委託講座というわけじゃないから、まあいいかぁ~となるわけで、小川の生きものさがしは早々に切り上げ、川へと移動です…。

Srimg053920120728kawaasobi_2 Srimg058420120728tobikomi

 15日には臨時駐車場も午前中から満車になるぐらいものすごい人出だったので、豊島園のプール状態を覚悟していたら、なぜかこの日はガラガラでした。ウィークデー並みの貸切に近い状態です。川の水量が少なかったのはちょっと残念でしたが、楽しんではもらえたかな。これも相当ブレブレですが、飛びこみの写真は見事に全滅…。ストロボを使わないと無理かぁ…。

Srimg059120120728rope Srimg055420120728turu

 ターザンロープやフジの蔓も、子どもたちには人気があります。気持ちよさそうですよね。

Srimg055020120728kajikagaeru Srimg059820120728kajikagaeruto_2

 河原にはカジカガエルの子ガエルが多かったけれども、跳ねてくれないと簡単には見つかりません。

Srimg060120120728sakanatori Srimg062720120728isikiri

 浅瀬には、婚姻色の赤い縦じまが出たウグイの群がかなり泳いでいました。たか爺も少々熱くなりましたが、捕まりませんでしたね…。そういえば投網ももってはいるんだけど、使えなきゃ仕方ありません。物置の中で眠ったままだなぁ…。

  水切りで遊んでいた子もいました。これはなかなか奥が深い遊びで、世界的な組織まであるぐらいです。本当はもっと大きな川で遊びたいところですが、子どもがちょっと遊ぶにはここでもいいかな。人が少なくてよかったですね。

Srimg056920120728kurohikage Srimg056420120728kuroageham

 崖には、クロヒカゲとクロアゲハが吸水に来ていました。ウラギンシジミも。

Srimg062220120728kooniyanma Srimg060820120728akairaga

 ずっと飛び回っていましたが、最後にやっと写真を撮らせてくれたコオニヤンマです。アカイラガの幼虫は、しょうこママが見つけてくれました。毛虫好きのたか爺も初めて見ましたね。イラガの仲間の幼虫っぽくない形なので、つい棘をつんつんとしてみたくなりましたが、触らなくてよかったぁ…。はだしの人が踏んだりすると危ないので、笹薮に移動させておきました。

 ワンダースクールでは毎年、7月後半は「夜の森探検隊」、8月上旬は「夏はやっぱりカブトムシ」、8月後半は「水ガキばんざい! 川遊び」と続きます。一応ベストシーズンを狙っているわけですが、川遊びに関しては暑ければいいわけで、来年度からは7月の日程も入れられるといいですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする