観劇『どん底』

2008年04月11日 01時50分23秒 | エンタメのかけら

シアター・コクーンで『どん底』を見た。

終演後、
知り合いが出ていたので、楽屋に行く。

「あ、やっぱり来てた」

そう言いながら小突いてきたのは、友人の松永玲子だ。
彼女には、僕が来るとトチるというジンクスがある。
だが、今日はトチっていないように見えたが・・・。

「ないセリフを言っちゃった」

なるほど。
しかも、あまりにも自然に言ったので、
相手役も気づかなかったそうだ。

ならば、よいではないか。

「来てたんだ」

そう、帰り際に声をかけられたのは、
江口洋介さんだ。

今を遡ること9年ほど前、
TOKYOーFMで江口さんの『明日はどっちだ』
という番組の構成をやっていた。
それ以来、遭遇することもなかったので、
もはや憶えていまいと思い、
わざわざ楽屋まで挨拶に行かなかったのだが、
よもや憶えていてくれるとは。
これはこれで、嬉しい話である。

思えば、あの番組は、僕にしては珍しく出演者との距離が近い仕事だった。

さて、肝心の芝居だが、
感想の詳細はあえて書かないが、
休憩をはさんで3時間以上の長丁場だったが、
長いと感じることはなかった。

そして、原作を読みたくなった。