秋芳洞の鍾乳石には、
「百枚皿」「大黒柱」など、
いろいろな名前がつけられている。
その中に、「大松茸」という名の鍾乳石があった。
見れば、確かにキノコ型をしており、「大松茸」という名も、
納得できなくはない。
だが、その下に添えられた、この英語名はどうだ。
「Big mashroom」
確かにそうなのだが、なんか違和感を感じてしまう。
さらに、
「クラゲの滝のぼり」
という鍾乳石もあった。
垂れ下がった細い鍾乳石は、クラゲにも見えなくもなく、
それが大量にある様子を、滝登りにたとえたようだ。
だが、この英名を見た外国人はどう思うのだろうか?
「The jellyfish clambing up
the waterfall」
確かにそうなのだが、そもそも「クラゲの滝のぼり」という名前自体、
「鯉の滝のぼり」のもじりであるから、
それを知らない外国人は、
「jellfishが、waterfallをclambing up
するなんて」
と違和感を感じるに違いない。
外国人の感想を聞きたいものである。