旅先の生牡蠣

2020年12月16日 08時53分05秒 | 旅のかけら
「旅の牡蠣は食べすて」

という言葉に倣って、
僕も某所で生牡蠣を食べた。

生牡蠣は僕がもっとも避ける食べ物の1つだが、
今は旅先、
しかも東京では絶対に体験できないシチュエーションだ。

1個100円。
基本、ノー調味料。

食べる。

生牡蠣好きにはたまらんのだろなあ。

それはさておき。

こういう新しい体験そのものは、
僕にとっては貴重だ。

脳内HDに保存しておいて、
手持ちの生牡蠣ネタとして、
自分で語ることもできるし、
以前携わっていたバーを舞台にした番組が、
今も続いていたら、

「この前、ちょっとおもしろい場所で牡蠣を食べましてねえ」

などと登場人物に語らせることもできる。

その場所のことはネットで検索すればたくさん出てくるけど、
実際に行くと、自分だけのディテールができる。

「味はつけないんですか?」
「一応、テーブルの上にポン酢はあったんですが、
 他の人を見ると、誰も使っていないんですよ。
 だから私も使わなかったんですが、
 ホントは途中でちょっと使ってみたかったですねえ。
 まわりの雰囲気に流されました」
   

良い体験でした。

「生牡蠣食うとも自由は死なず」