稽古とマスク

2023年01月22日 11時09分27秒 | コメディのかけら
舞台役者の多くは今も、
マスクを着けて稽古をしている。

稽古期間中に感染者が出たら、
稽古の中断もありうるし、
最悪の場合、準備が間に合わず、
初日が遅れるということもあるからだ。

しかし通常の不織布マスクでは口元がみえない。
これでは演技に支障を来す。

そこで口元の部分だけ透明なアクリルで覆われたマスクを使う。

確かに口の動きは見えるが、これはこれで厄介な代物だという。

まず不織布マスクに較べて呼吸がしにくい。

呼気や飛沫でアクリル部分が曇る。
それが見えてしまうのが、なんとも不快。

ここまでは僕でも想像がつくが、役者に言わせると、厄介な事態は他にもある。

大きく口を動かすセリフが続くと、どうしてもマスクがズレてしまう。
だからセリフを言い終えた後、マスクを直す。

でも本来、それはその役にとって必要のない動きだ。
その瞬間、役者の意識は役柄を離れてしまうということである。

これは演じている身としては、なんとも厄介な事態だ。

4月から屋内でのマスクは原則不要という話も出ているが、
演劇の稽古場はどうしていくのだろうか。

「青年団」観劇(2023.1.21備忘録)

2023年01月22日 08時28分55秒 | 日々のかけら


Jan.21(Sat.)

■今日という日。

昼前に家を出て吉祥寺へ。

吉祥寺シアターで青年団公演『日本文学盛衰史』(2)観劇。青年団を観るのは、およそ20年ぶり。当時と大きく様変わりしていたが、この作品が異色作なのだろうか。高橋源一郎の小説が原作だし。あの枠組みを使えば、笑いを生み出すのは容易だろう。まあ、普通、あの小説を舞台にしようとは考えないが。そこに挑んだのが、最大のアイデアだと思う。良いものを観ました。


 



すぐさま経堂に戻る。駅前のいつも空いているカフェで、友人の松永玲子とお茶。なんでも急遽、稽古が休みになってしまったのだという。今回の公演のこと、4月以降のマスク着用の件についてなど話す。演劇業界は新型コロナ感染の影響がもっともシビアに出る業界だからなあ。そりゃあ気になるところだろう。僕も演劇ファンとして気になるし。

帰還すると、家人(大)が獣医と電話中。帰宅するとリタの様子がおかしかったという。幸いしばらく時間が経つと落ち着いてきたので、明日まで様子を見ることにした。

そんなこんなで夕食の支度をする時間もなくなってしまったので『松ちゃん』で夕食。

今日観たもの。
『舞いあがれ!』昨日の分。とりあえずボトム期間は終わって、ここから上昇させていくのか。それにしても横山裕演じる兄があやしすぎる。
ハマる新作アニメを探して『スパイ教室』『久保さんは僕を許さない』などを観るが、どれもハマらず。10年以上前の作品『けいおん!!』を観始める。