山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ニセアカシア、続く灼熱、ヤマアジサイ

2007-08-15 | めぐる季節と自然

暑い。ニセアカシアを伐ったためでもある。

ニセアカシアの成長力はすごい。繁殖力もすごく、特定外来種に指定されている。
事務所の前は下り法面になっていて、そこにニセアカシアが数本生えている。
昨年は若木という感じだったが、ぐんぐん伸びてきた。
昨年までは狭く細長い「庭」のフェンスの向こう側のひとであったが、今年に入り、ぐんぐんこちらに枝を伸ばし、あっという間に南側のガラス戸に届くほどになった。

針のある枝はいやだなーと思っていたが、生い茂ってくれると、森の中にいるようで、それなりによかった。夏の間は日陰を作ってくれるからますますいいかもと思っていた。何より、外来種なためか、虫がついているのを見たことがない。まだ天敵がいないのか。

ところが、管理人さんが気をきかせて、有無を言わせずきれいに伐ってくれた。
家に覆いかぶさってくる木は伐ってしまうのが、きっと常識的だろう。
したがって、暑い。

とにかく今年は暑い。地球がこげている。とても人間の住むところではないように感じる。終末である。
この中津川でこのように暑い日が続くのは初めてだ。
今日は37度になったらしいと友人が教えてくれた。

それでも今日は森林調査で、それほど高くない樹林内であってもかなり涼しいのだから、樹木の力はすばらしい。生えているだけで涼しさを作ってくれる。

写真のヤマアジサイは、よくあるタイプのヤマアジサイ。
暗い中で白く輝いているのを見ると、どうして周りの色に染まってグレーになってしまわないんだろう、などと不思議に思ってしまう。先日の山行で。