山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

イケマの花、これも花火

2007-08-18 | 山里

イケマというガガイモ科の植物の花。
昨年の7月にアイヌの手工芸を紹介したときに、出てきた植物です。
この根を乾燥させ、ビーズのようにつないで魔よけを作ります。

これもまた花火のような花です。
葉の緑が濃いので、白い花はよく映えて山道を飾ります。

イワセントウソウ

2007-08-18 | 植物

8月5日の山行で出あったイワセントウソウです。
イワセントウソウはセリ科の植物の中でも特に小さなものです。5月の初めごろ、登山道わきなどで花を咲かせているのによく出会います。
今は種になっています。先日掲載のミツバもそうですが、セリ科の花は白い小さな花の集まりで、上手な丸い形になっています。特にこれから咲くオオバセンキュウなどは、半球上の大きな花火のようです。

このイワセントウソウは、花は小さな花火のようですが、種は線香花火の終わりがけのように、外に向かって線を描いています。

大きな木の洞の入口のコケの上で、スポットライトを浴びてすっくと立っているかのようでした。