山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

クロモジのアロマオイル

2008-09-26 | 植物利用
先日久しぶりにアロマオイルの売り場を訪れたところ、これまで見たことのなかった「クロモジ」を発見。
西洋からもたらされたアロマテラピーでは、当然のことながら外国由来のアロマオイルを使うのが普通。ラベンダー、ローズマリー、サンダルウッド、昨日書いたイランイラン、シトロネア、レモン、etc.
ヒノキは今までも発売されていたけれど、クロモジは初めて見た。

日本の自然の中にも香りのよい植物はたくさんある。

野山を歩いているときに、香りのよい植物を見つけ、その香をかいだときのさわやかさは格別。特にサンショなんかでは、明らかにリフレッシュする。

日本の野山で出会える香りは、
柑橘系の香りのクロモジ、シキミ、ウラジロモミ、ミヤマシキミとか
すーっとするサンショ、ヤマハッカ、甘い香りのヒメジソ、
濃密なテイカカズラ。
フローラル系のクサギの花、タムシバ、シデコブシ、ホオノキ。
もちろんササユリなどのユリも。

まだまだほかにもある。
これだけ香り植物があれば、アロマテラピーの体系は十分作れる。
外国産の香りばかり求めないで、日本の植物の香りにも多くの人がもっと目を向けてくれるといいと思う。植物種の多い日本だから、香りでも世界に誇れるのではないだろうか。