山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

竹かご作りの内職 ジャワ島

2009-03-02 | 植物利用
ジャワ島ジョグジャカルタの隣のBantulの村で
竹かごづくりの内職をする人。
私も作らせてもらいました。
1つのかごが10分ぐらいでできてしまいます。
これは使い捨てのかごです。

文化的絶滅危惧種 地歌舞伎の師匠

2009-03-02 | 山里
かねてから親交のある地歌舞伎の吉田茂美さんが、昨日、中村津多七を襲名した。
私の知っている茂美さんは、地歌舞伎や文楽のために東奔西走する人であったが、「師匠」だと思って見れば、いつの間にかしっかり師匠になっている。
茂美さんが、中村津多若と名乗ったのは実に19歳のときであり、それ以来地歌舞伎に人生のすべてを捧げてきたが、見渡してみれば、茂美さんの後に続くような人は誰もおらず(松本団升さんには後継者があるが)、茂美さんの師匠の中村高女さんの後を継ぐ女師匠もいない。

茂美さんの指導する東濃歌舞伎中津川保存会の芸はかなり上手で、それは役者の多さゆえでもあると思うが、芝居のレベルが上がるから、ますます役者達も張り切り、参加者も増えるのだろう。
けれども茂美さんのような変な人(かぶきもの)はいない(当然である)。

考えてみれば、中津川保存会の役者達も徐々に高齢化してきているなぁ。
40歳以上がほとんどで、20代、30代が見当たらない。
その下の子供はいっぱいいる。今の役者の二世たちである。

それにしても、茂美さんは、師匠をやり、役者をやり、浄瑠璃をやり、文楽をやり、絵を描き、字を書き、顔師もやり、かつらもつくり、小道具をつくり、指導もする。
そこまでやるか?って感じな人である。

昨日は菅原伝授手習鑑 寺子屋 を観た。
芝居がうまかったので、2時間があっという間に過ぎた。
やっとこの話のスジが大体分かるようになった。
いまだに梅と桜と松が結局どういう人なのかはサッパリわからない。
杉は他人なのか…? なんで?
分かりにくすぎ。

でもって、こういう話はキライ。残酷すぎる。
昔の話って古今東西どうして残酷なのが多いのだろう。