山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

東の内山 西の高田

2009-07-24 | 山里
大変せんえつなタイトルで失礼します。
私にとっての思想家は、東の内山節さん、西の高田研一さんです。

日曜日に、高田先生のシンポがあります。
ちなみに高田先生の緑化は本当に高度なものです。
しかも社会的意義、効果等、ありとあらゆる要素、要件を考えられたものです。


■シンポジウム「やらなあかんの?自然再生」

日時:2009年7月26日(日) 13:00~16:30
場所:京大会館 101号会議室(京都市左京区吉田河原町15-9)
  http://www.kyodaikaikan.jp/access.html
主催:NPO法人 森林再生支援センター
参加費:無料(事前申し込み不要)

趣旨:
自然再生や自然保護は誰のためか。それらの名を借りて、実際には環境を食いも
のにしてはいないか・・・。私たちが取り組むべき地域自然の再生や保全とは、
どうあるべきなのか。そして実現のためにはどのような方法論、技術が必要だろ
うか。
 最近の自然再生や環境保全一般に対する世間の関心の高まりは、メディアや
CSR活動での扱われ方にも現れている。身のまわりの環境をより良くすることや、
自然環境を良い状態に保つことは、本質的には正しいだろう。しかし、具体的で
わかりやすい行動指針があるかといえば、そうではない。
自然再生が論じられ、あるいは事業として実施されるときに、総論があるのみで、
現実に適用可能な各論がない。あるいは各論はあっても、単純な事例のみを全体
のテキストとして強引に拡大適用しようというケースも目立つ。それが数々の問
題を生んできたのではないか。そこには間違った権威や誤った報道も寄与してい
るかもしれない。社会的ニーズに、実は見合っていない困った現実、といえるだ
ろう。
「論あって、自然は枯れる」わが国の状況について、私たちと一緒に振り返り、
これからとるべき道を模索しませんか。

内容:
基調講演:「私が犯した苗木植栽の失敗集」:高田研一(森林再生支援センター)

円卓会議
 話題提供1「天然記念物を守るということ~アユモドキ保全の現場から~」
          大西信弘(京都学園大学 バイオ環境学部)
 話題提供2「自然再生とメディアの役割(仮)」
          稲庭 篤(京都新聞社 社会報道部)
 話題提供3「農業・農村から見た『自然ということ』」
          橋本 昭((有)アグロス胡麻郷)
<討論者>
 高田、大西、稲庭、橋本、
 今村彰生(京都学園大学 バイオ環境学部/森林再生支援センター理事)、
 その他会場の皆さま
<司会進行>
 下村泰史(京都造形芸術大学/森林再生支援センター理事)

問い合わせ先:
NPO法人 森林再生支援センター
URL http://www.crrn.net


棚田学会賞受賞

2009-07-24 | 山里
山里文化研究所が日ごろお世話になっている恵那市坂折棚田保存会が、棚田学会小を受賞しました。
石積み塾をやっているのが評価されたということです。
それ以外にも棚田の人たちは元気良く働いています。

写真の前列右2人が、坂折棚田の人。

第10回源流シンポジウム情報

2009-07-24 | 山里
今年の源流シンポジウムは9月12、13日、奈良県の天川村。
天川村って、名前がいい。

まだ参加者募集が始まっていないけど、もうすぐ開始するということです。

昨年木祖村で近かったのに行きそこなってしまった。
源流、ってのもいい感じです。
日本は本当に川の水がきれいな国だと思うけど、いかがでしょうか。
世界に自慢できるのでは。

趣旨は以下。

「自然に抱かれ、そして、感謝しながら生きる」ことの大切さを次の世代に伝えていくために、地元住民が先頭に立ち、企業、団体、行政がともに連携して、このシンポジウムに取り組み、源流地域が未来に存続し、輝き続けることのできる社会の構築を目指し開催されます。


日時:平成21年9月12日(土)~13日(日)

場所:奈良県熊野川最源流「天川村」
主催:第10回全国源流シンポジウム実行委員会
申込:事務局 天川村役場 地域政策課 電話0747-63-0321


パチパチと、夜の雑木林の怪音

2009-07-24 | めぐる季節と自然
2週間ぐらい前から、夜になると、隣の雑木林で、パチッ、パチッ、と、焚き火が快く燃えるような、木の細枝を折るような音が続いた。最初は、隣の人が夜遅く剪定枝でも燃やしているのかと思っていたが、そうでもなく、隣の林は公園なんかじゃなく真っ暗で夜中にタヌキやノラネコのほか誰も通ったりしないところなので、一体何なのか、不気味に思いながら眠っていた。

最近は減ってきたけど、晴れた日の夜は、ときどきする。

数日考えに考えて、私なりに出した推定結論は、「藤の実のはぜる音」。
違うでしょうか。
あのパチパチは、秋のよく冷えた朝、日が昇り始めてから、野原でヤブマメの実がはぜる音をでっかくしたような感じ……と思ったところから、考えついた。

雨期が続く 気候が変わった日本

2009-07-24 | めぐる季節と自然
先週の月曜日、東海地方では梅雨明け宣言がわたくしによって出されましたが、3日後ぐらいに再び梅雨入りし、しばらく雨期が続きそうです。

しかし、7月も下旬となればもはや「梅」は影も形もなく、これを何梅雨と呼ぶべきか、考えてみるとすれば、きゅうり梅雨か、ブルーベリー梅雨か、とうもろこし梅雨か、あるいはひぐらし梅雨か。

韓国では今年から「梅雨明け宣言」を廃止したとのこと。梅雨明けがはっきりしなくなったからだとか。韓国にも梅雨明け宣言があるのか、と驚く。

思えば私が小学校の頃には、夏休み10日ぐらい前には梅雨は明けていたと思う。毎日水筒を持って「短縮授業」の学校に通い、炎天下の帰り道では、用水でハンカチを冷やして頭に乗せたりしていた。

あまりにじめじめするので野菜が育たないと隣人達はこぼしている。
そして、今日、恐ろしいものを発見した。我が家の玄関の前を、極小のヒルがあるいていたのである。

うちの地方には、ヒルはいない(断言)。恵那山の山の中で見たことはあるけど。
それが、なんと!
ゼッタイ増えたりしないでほしい。

というわけで、生物が多様になったのはめでたいことかもしれませんが、残酷なる家主はせっけん液で……
ごめんなさい。ナムアミダブツ。



酷暑になるのはいやなので、涼しく過ごせるこの季節を私はやはり楽しんでいます。