山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ヒガンバナ

2017-09-25 | 植物
さわやかな秋晴れの快適な日だった。

ヒガンバナの季節。
ヒガンバナは日本中で秋の彼岸頃(ほぼ同じ頃に)咲く珍しい植物だ。

その理由は、ヒガンバナが三倍体で全部クローンだからだ、
と、ある本に書いてあった。

そんなのって、同時に咲く理由になるんだろうか?
本当にそれが関係あるとしたらもう少し詳しく説明してほしかった。

植物は気温やら地温やら積算温度やら日の長さやら
いつごろ冷温に当たったとか
そういうさまざまな条件によって咲く時期が変わってくる。
どういう条件かは植物によって違う。
クローンだとそういう条件に左右されないと言いたいのだろうか?
なぜなのか、説明してもらわないと納得はできない。
ソメイヨシノだってたしか種子では増えない。クローンだと思う。

もやもやする。
というか、読者がしろうとばかりだから適当でいいと思っているのか、とても乱暴で雑な書き方の多い本であった。

ヒガンバナの季節もいつのまにか終わっていく。
暗くなる前から秋の虫が鳴いている。