山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

早くもキンモクセイ

2017-09-26 | 植物
一昨日、家の外に出ると、うっすらとキンモクセイの香りがした。
早い。
キンモクセイに気付くのは毎年10月3日だということは、このブログにも何度か書いた。
ほかの人のブログで、「キンモクセイが咲き出した」と書いているのが10月3日、というものにも出くわしている。
けれど、去年は珍しくもう少し早かった。
今年はもっと早いのだ。まだ9月24日のことだったから、10日も早いことになる。
この日にちのずれはどういう異変によるものなのだろうか。
うちの方では毎年10月第1土日が祭りなので、祭りのみこしのドンドンという音とともにキンモクセイが香ってくる。
キンモクセイが香ると、みこしの音を思い出す。


ところで、昨日のヒガンバナのクローンの話題にからむのだが
これまでキンモクセイがいつも10月3日に咲いていて、ブログで読んだ大阪の事例でもそうだということは、何かクローン的なことと関係があるのだろうか。
キンモクセイはすべて雄木なので、日本国内で交配できないため、種ができないという。輸入したものが全部雄木だったということだが、1本しか輸入しなかったわけではない(ような書き方な)ので、日本国内の全部がクローンというわけではなさそうだが、数株のもののクローンが全国的に出回っているということになるのだろう(推測)。


全国のものが全部クローンと言われている植物にはほかにドクダミがある。
これは日本に入ってきたのが1株だということらしい。ドクダミは三倍体なので種子で増えることができないと言われる。
ドクダミは根がブツブツに切れれば、それがいちいち一株になり増えてしまうので、あれ以上種で増えてくれる必要はないが。

ドクダミのこの話については定説となり常識となっているのだが、本当に1株しか入ってきてないのか、その話の出所を確かめたわけでもないので、本当に本当なのかは私にはよく分からない。

ともかく、ドクダミも全国的に同じ時期に咲き始めるのだろうか?
来年探ってみたい。


うちにも隣家にもキンモクセイはない。かなり遠くから香ってくるようだ。
今日は少し出かけたら、キンモクセイの大木がオレンジ色の満開になり、濃い匂いを漂わせていた。
キンモクセイは何度も満開になるので、今年はどれぐらいもつのか楽しみだ。