昨日(というか、29日)、坂折棚田の上のほうに行きました。そこは大変見晴らしがいいのです。石積みの棚田が一望、正面に笠置山が見えます。月でも昇ってくればいっそうすばらしいでしょう。
おばあさんと話をしました。ここで暮らせるのは幸せだということでした。昔は歩いてくるしかなかったけど、今は道もよくて、恵那まですぐに出られるしと。標高600mあるから、雪は下の(棚田の)3倍降るけどと。
おばあさんは、玄関の前の庭で、わけぎをきれいにそうじしてました。めくった皮とぴかぴかのわけぎが、足元にありました。さわやかな初夏の風の中で、いい景色をながめながらわけぎをそうじするのは楽しいことだろうと思いました。
でもそれはきっと、おばあさんだから許されていることなのでしょう。
昔はあの山の上の方まで炭焼きに行ったものだよと話していました。
その息子さん(60代)は林相の話をされました。雑木切って青木(ヒノキ)にしてから、田んぼや水路に魚が全くいなくなったと。それに水の量がうんと減ったということです。それは実感として語られました。
知り合いの研究者が、森林の水質の研究をしていて、人工林と広葉樹林を比べたところ、差が出ないということでした。研究は実態に追いついていないようです。
写真は、石でできた棚田の水路。
ウチに帰ったらブログに写真をアップするつもりです。
私も昨日坂折棚田にいましたよ。
4時半ぐらいまでです。
かなり水が満たされていて、ところどころで田植えしていましたね。
全部の田に水が入った風景や、田植えから少したって苗が存在感を出し始めた頃の水と緑の調和もきれいでしょうね。
棚田を頻繁に訪れて色々な姿を見ることができるなんて、うらやましい限りです。