5段のはざ(稲架)が常設してありました。
はざは、稲や雑穀などを刈り取った後に干すためのものです。
このはざは、稲はざにしては段と段の間隔が割合狭いように感じます。
私の住んでいる中津川・恵那地方では、はざは1段です。
土地の狭いところ、急傾斜地で、段数の多いはざを見ますが、
ここの田んぼは結構ひろびろしているのに、5段もあるはざです。
中国地方の田んぼでは、1段ではなく段数の多いはざをよく見ます。
段数の多いはざを田んぼの端に作って常設しておくという手もあるということでしょうか。
1段のはざは稲刈りのたびに田んぼの真ん中に立てるのですから。
このはざは、横に渡してあるまっすぐな木が杉、左手前の斜めになっているのがクリのように見えます。
ここは智頭杉の産地です。
鳥取県智頭町那岐・早野(わさの)にて 2015年7月