山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

恵那地方の「さより」

2007-12-24 | 山里
先日坂折の間伐のとき、山主の直さんが焼いてくれたのは塩サンマでした。
今日、「聞き書き塾」のあと、土着民のゆっこさんと話していたら、恵那では塩サンマを昔からよく食べるということ。山の中で直さんがサンマを焼いているのは結構必然性があるようです。ほかの魚じゃないのです。

恵那ではサンマをさよりということは、「聞き書き 岐阜の食事」に書いてあって知っていた。さより飯というのがある。
ゆっこさんの知っているさより飯は、ご飯にしょうがの細かく切ったのとにんじんなどを調味料とともに炊き込んで、炊きたてのところに焼いた塩サンマの骨をとった身を入れてぐにぐにと混ぜるということ。身がたくさん入っているところがほしい!と思ったそうです。
いかにもおいしそうです!
そういえば直さんも、ちゃんとしょうがをおろしてサンマにかけてました。

ゆっこさんの子どもの頃(40数年前???)にはまだまださより飯があったのに、なぜか最近ないらしい。恵那も五平餅ばかり売ってないで、さより飯も名物化すればいいのに。地域興しの産物探しているらしい。
さより飯定食なんていけそうですよ。
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