山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
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グランドカバーになる紫のウツボグサ 育て方は簡単

2021-07-01 | 植物

ウツボグサ Prunella vulgaris subsp.asiatica ウツボグサ属 シソ科

今、山麓の道にはウツボグサがいっぱい。田んぼの横の道にも、山道のきわにも。

林へ続く道の入り口に咲くウツボグサ。光のあるところで咲いているのが分かる

北龍館の野草大図鑑には、「山地や農道で普通に見られる」とあるが、市街地に近いような農道では見られないので、この花を見ると「山里に来た」感があり嬉しくなる。

田んぼの横のウツボグサ。混じってドライフラワー状になっているのはハルガヤ。

この花については過去に何度か記事にしている。 過去記事→ウツボグサ咲き、ホトトギス騒ぐ 

うちの庭に数年前に1株だけ植えたものもあっという間に広がった。それまで密生していたジシバリはなくなってしまった。ウツボグサに対抗しているのはシロツメクサだけである。もしかすると対抗しているのではなく仲良くしている可能性がある。

紫の花ばかりになっちゃっている庭。左半分がウツボグサ

庭の片隅。こういう石垣の陰なんかに似合う

この草は、花の時期には花が20~30㎝に立ち上がるしそれを踏みたくはないので歩くのにはそれなりに邪魔なのだが、花後に花を刈り取ると、葉は地面に這いつくばって決して邪魔にはならないので、グランドカバーにぴったりである。ほかの草をなくしてしまう効果もある。これがどうしてガーデニングにもっと多用されないか不思議だ。

たった1株を放置していただけでどんどん広がった。「育てる」までもない。地上の送出枝(ランナー)(茎みたいなもの)で四方八方に伸び、おそらく種でも増えているっぽく、手入れ不要である。そして邪魔にならない。ミントやドクダミのように地下茎で伸びていくわけではないので、手に負えなくなることはない。

ただ、簡単に増えたとはいっても、うちの庭の環境が適していたからというのもあるだろう。比較的湿った場所によく生えている。カンカン照りの乾いた土むきだしの場所で見ることはない。日当たりの良いところであっても、畑のあぜ道のような、ほかの草が生えているところに混じって生えるものである。

 

動画で紹介しています 

1 https://youtu.be/wne-ZgF6XAU 山麓夕散歩 0分12秒から

2 山麓夕散歩 5分35秒から

OGPイメージ

山麓夕散歩 いろいろな形の葉が織りなす風景を愛でて徘徊する変人

#葉の形 #植物 #ウツボグサ #ワルナスビ  撮影地 Japan 中部地方 撮影時期 2021年6月27日 この中のアカソは典型的なもの...

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