山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

リコーGX200 マクロのピント

2012-03-08 | なんとなく報告
ずっと前に、リコーGX200のピントが合いにくいという記事を書いたことがある。

マクロモードでの撮影……合いにくい、というより、合いません。

3日前の記事のクロッカスは、マニュアルフォーカスで撮ったもの。
まあそれも上手に撮れているとはいえないけど、
花の中のどこかには何とかピントが合っているといえる。

これをオートフォーカスで撮ると、全くピントが合いません。ボケボケ。
シャッター半押しにした状態で、ビューファインダーで見ると合っている
ので、シャッターを切ると、思いっきりぼけている。
もちろん、ピントを合わせたい花の部分を真ん中にしている。
手ぶれしたのかしらと思って、何度も撮り直すけど
何度やっても同じで、シャッタースピードは1/200をはるかに超えるぐらい速い。
少しぼけている、ぶれているという程度ではなく、大きくぼやぼやなのである。

カメラがピントを合わせることができないのだと断言できる。

ただ、クロッカスの葉っぱ部分に合わせようとすると、うまく合う。
緑と白のコントラストの強い縦線。
つまり、被写体の模様によって、合わせられるものもあるということだ。

正直に言わせていただくと
合わないことがある、というより、合うことがある、と言ったほうがいい。

これをメーカーに出しても、こういうカメラですと言われるだけだろうから
持って行かない。故障ではなく、こういう能力なのだと思う。


この程度の花の撮影でピントが合わないようでは、困る。

このカメラ、とてもいい面を持っていて、たとえばAEL(露出固定)が使えたり、操作性がとてもよかったりする。
そしてときどきとてつもなくきれいに撮れたりするのだけど、
「時々」である。不意に、と言ってもいい。
一応コンパクトデジカメ(かつてバカチョンとも言われた)なので、バカでもチョンでも9割方上手に撮れることが必要条件のような気がする。

一眼レフはカメラに凝る人や難しい条件でも撮らねばならぬプロのための難しいカメラ、コンデジは簡単に楽しく撮れればいいという人のカメラ、
という方向なのだと思うけど、最近のコンデジは光などが難しい条件でなければとてもきれいに撮れる。
リコーのこのカメラは、そのどちらでもない。
操作が難しくないけど、言うことをきかない。
今まで、とてもいいヤツなんだけど気難しい、機嫌の取れない私が悪い、なんて思っていたけど
ここまで気難しいと、もうわたくしもあきらめの境地。
それでも決してキライではなくて、いまだ手放す気にはなれないのだけど。

手放す気になれないのは、高かったからということもあるかも。
当時10万円ぐらいしたのだから。
これ、詐欺にはまっていく人の心理か?
元を取るまで足が洗えないという。


フィルム時代にカメラを始めたけど、当時はカメラがこんなに難しいものだとは思っていなかった。
先生についていたこともあって、最初からいいカメラに出会えたのだと思う。
(今はなきcontaxにタムロンのレンズを着けていた。でもすばらしくきれいに撮れた)
ああそれにあの頃はオートフォーカス使ってなかった……

今、一眼レフもレンズが壊れたり、別のレンズは本体との相性がいまいちだったりして
苦闘中。
新しい一眼と、新しいコンデジ、両方ほしい……。

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