東山植物園の大温室の中には、ところどころに椅子があって、座って休んだりできるようになっている。それが、隅っこに遠慮がちにあるのではなくて、温室の中の特等席的なところに設けられている。
私の一つの憧れ(あったらいいな)は温室カフェ、あるいは温室図書館である。
温室の中で植物の木に圧倒されながら、ゆっくりしたり、本を読んだりしたい、ということ。それがこの温室では実現できるではないですか!
座ってみると実にいい光景。写真ではあまりうまく見えないけど、ホント、南国のさんご礁の海辺の近くにいるみたいで、
これでハワイアンミュージック+波の音など聞こえていれば最高。
ハワイアン温室、っていうところもあることだし。
でも本当に聞こえると俗っぽくなるだろうから、想像するにとどめます。
この目の前にある真っ白な西洋の男の子の像は、とってつけたみたいだけど、きっと歴史あるものなんでしょう。なんせ、建物が重文ですから。
とてもよく管理されてるから、毛虫など落ちてくる心配もまずありません。
室内だというのにところどころで雨粒が容赦なく落ちてくるのも、いい感じ。
人は少ないし。
近ければしょっちゅう通ってしまいそうです。パスポート持っていれば、超お得です。
昨日の見どころの一つは変わったバナナの花、ということで、
ぐるりと探したけどそれらしいものはなく。
管理者のお兄さんに尋ねたら教えてくれた。
さっき見たけどフツーのバナナだったので、無視していたもの。
斑入りバナナ。
葉に斑が入っているのだけど、実にも白い筋が。
まあ、それだけといえばそれだけのバナナでした。
鉢に植えられているので、十分に実をつけることができないということで、
なんだかかわいそうだけど、そうやって身を守っているともいえます。
念のため言っておけば、ここではコーヒーなど出てはこないので、
カフェではありません。
単に植物を楽しむところです。
10日ぐらい前から続いていたしつこい頭痛が、温室に行ってからしばらく治りました。