限界集落 政治に問題あり?
平均寿命が高くなることは人にとって希望すること。ところが喜べない現実がある。制度のどこかに問題があるように思う。
平均寿命の伸長は企業の定年を遅らせた。55才から65才へ。私の長男は私と33才差。彼が定年を迎える時、私は98才となる。しかし、私は生きていないだろう。
私が現在住んでいる町の、自治会は80戸程度のメンバーだ。今日そのメンバーの内、この地域を離れずに生活された一人と世間話をした。「この地域に生活されている、私たちより若い世代のメンバーは20人を下回りそうだ」と。
私は現在67才。就職して転勤族の一人だった。定年の数年前に故郷の近くにもどり、その後定年を迎えた。現在、家を離れて就職している人は多い。私の子供もその一人。先日、メールを出す。「これから20年を目安にして、良い機会を見つけて故郷に帰ってきて下さい。学んだ経営やネット知識を活かして、こちらで会社を立ち上げるも良いし、 農業経営をするも良い。---。お父さんの気持ちをはっきり表現しておくことは大切だと考えました。まだ期間はありますが、奥さんの気持ちも大切にしながら、故郷暮らしをイメージしてくれませんか。」
親から子への「生活を共にしながらの申し送り」はとても役に立つ。私自身の場合、それは間に合わなかった。定年を遅らせることは故郷に帰る時期が遅れること。親は多く帰る前に他界する。これは親との繋がりを少なくさせる。また、親の家は、空き家に、今以上の割合でなるだろう。
素直に、寿命伸長を喜べる制度を期待したい。
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