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山での暮らし

2021-06-04 10:16:13 | 予算の使い方

  掘立柱建物

 ヒバはヒノキになりたいため、別名アスナロと呼ばれるという。朝のNHK番組「おかえりモネ」で夏樹マリにそう発言させている。どちらもヒノキ科だ。

 島育ちの「モネ」は山林組合に就職した。水つながりで山は海に栄養を供給して魚を育てているとも話に出た。海の水は太陽の力で蒸発し、風に運ばれて山に雨を降らせる。雨水の力も加わり木は成長できる。木は葉を落とし山に栄養が生まれている。

 人はそんな太陽や地球やその中にある海や水や木や魚と共にあり、生きている。私は定年後、山を理解し木を利用したいと思った。人が燃料として木を利用しなくなって、山は荒れ放題になっていた。

 そんな時、掘っ立て小屋の建て方についての本に出会った。掘っ立て建物は、式年遷宮で知られる伊勢神宮正殿がある。特徴は掘った穴に直接柱を立てる。埋められた部分の柱は水分を吸収し少しずつ腐ること。伊勢神宮は20年に1度新しく建て替えられて維持されている。簡単な図面を作り、柱や梁を事前加工して、1畳の小屋を建てた。添付写真がそれ。10年経過したが、丈夫に建っている。

 山の手入れは、割る木を作って乾燥させて時折お餅用にお米を蒸す燃料に使う程度、消費ははかどらない。山での暮らしも高齢化により意欲が減退している。


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