熊澤良尊の将棋駒三昧

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三つ葉葵の家紋

2012-09-07 05:32:07 | 文章
9月7日(金)、靄。

昨日は夜半に戻ってきました。
24節季の白露とは言え、暑さはまだまだ。
また今日から仕事に戻ります。

数日前に戴いた「三つ葉葵の将棋盤に関するコメント」の返事が出来ていませんでした。
同じ内容を先ほど返しておきましたが、ここでもアップしておきます。

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返事が遅れました。
三つ葉葵の家紋ですが、あの家紋だけではどこの家かを特定できないのですね。
可能性としては、勿論徳川家が高いのですが、いろいろ調べても、どこの徳川家を特定することは出来ませんでした。
三つ葉葵の家紋には、個人が特定できるものもありますが、各徳川家ではその時々に、あるいはそれぞれに、葉脈の数とか入り方など変化させて、いろいろな模様が使われているのがその理由です。
それに、松平家でも同じ三つ葉葵の家紋が使われております。

つまり、三つ葉葵の家紋だからと言っても、いろいろ可能性はある訳で、具体的には、将軍家、尾張家、紀洲家、水戸家、一ツ橋、その他の徳川家、越前松平家、高松松平家などが含まれます。
恐らくは、元々所有された家(姫)から、家来などの縁者に払い下げられたものだとは思います。
あるいは明治時代になって、売り立てられたものかもしれません。
従って責任ある者としては、シッカリした証拠と根拠なしに、安易に「どこどこの家」と言うなどとは言えないのです。
その後は、転々として何人かの人を経由して、今の所蔵者へとなったわけですが、その間、正しい由緒が途絶えてしまった訳で、今後、同じ蒔絵の囲碁盤や双六盤が発見されたりするなど、解明が待たれるところです。
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コメント (2)
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