熊澤良尊の将棋駒三昧

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作品 文章 写真 販売品

大名家の売り立て

2012-09-30 05:09:11 | 文章
9月30日(日)、雨。

台風はどうやら南の海上に。

「売り立て」についてお訊ねがありました。
売り立てとは、今様のオークション。
品物はいろいろですが、大名家とか大名家に伝わった茶器とか絵画、古筆、道具類のお宝。
これをお金に換えるという経済行為です。
モノの本によれば、名家の売り立ては、江戸時代にすでに始まっています。
勿論、密かにです。
特に、明治維新以後の大名家では、しばしば。
一番盛んだったのは、明治後期から大正時代、そして昭和初期。
明治時代初期では、明治4年に姫路の酒井家の売り立てが記録されています。
この時は81点が売りに出されて、売れたのが古筆、書画、茶道具など16点。
成績は余り芳しくは無かったようです。
中小の大名家ではこれ以降、数え知れず行われ、大大名の伊達家、前田家も。
大正時代になって、徳川御三家でも繰り返し行われたそうです。
意外なのは、今、お宝がたくさん残っている尾張家でも売り立てが行われたこと。
買い手は、旧財閥、維新の成金が多かったそうです。

もう少し具体的なことも必要なら書くとして、長くなるのでいて今日はこの辺で・・。
台風の進路がどうなるか、注視します。
では、また。

ーーーー
午後は、ご近所の中島さんが出演するライブへ。
折から、台風は紀伊半島に。
どうやら、やがて東の方へ。
やれやれと胸をなでおろしていますが、東の方の皆さん、くれぐれもご用心下さい。
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