熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

終活に思う

2012-10-23 04:57:24 | 文章
10月23日(火)、曇り。

玄関脇の南天の実も、赤さを増してきました。
朝晩は寒さも感じます。

最近は「終活」と言う言葉があるのですね。
「人生の終焉に向かっての準備」のことだそうです。
「終活」の言葉自体は新しいのでしょうが、この間の古文書の勉強で出会いました。
江戸時代の「女性訓」です。
それに同様のことが書かれていました。
一字一句は覚えていませんが「人は老いやすい。元気なうちに身の回りを整理しておくように」と。
今の人も昔の人も、考えることは同じなんだなあ。
その時の感想でした。

翻って、小生も最近はそのことを考える年齢になりました。
死んだ時は死んだ時と思う一方、若い頃は、まだまだ先があると。
根拠も無しに、何となくそのように思っていました。
それが60を越し65になる頃には「そろそろ身辺の整理もしなくては」と。
それでも「もう少し先があるだろう」との気持ちもありました。

楽観と言うか、勝手読みなんですね。
それが、70が近い年齢になって、そろそろ真剣に考えなくてはと思うのですね。
しかし、勝手読みと、持って生まれた鈍らな性分は治りません。
思うだけで、未だ実行に移すと言うところまでにはなってはいない。
これではいけないと思う。

明日の命がどうなるのかも分からないのが人生。
分かったつもりなんですが、本当に分かっていない。
駒づくりの方は、「未だ未だ出来る自信はある」。
今できるから、明日もできる。
そう思い込んでいるのですね。

ところで、あと数カ月で古稀。
この間も夜中、ふと眼を覚まして、ボヤーッと考えました。
今、何をするか。
これまでやろうとしてやれなかったこと、やってこなかったことは多い。
今は、その一つ二つを実際に進めることと気づいた次第。

「それは何か」ですって。
今は、チョッとまだ内緒。
今は、それに向かってスタートなんです。
言える状況になれば、その時に。

では、また。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726