熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

根付け用木地

2012-10-30 18:45:44 | 写真
今朝は、太陽が昇って暖かくなってから、根付け用の木地に穴あけをしました。
材料は普通の駒には出来ないチョッとした瑕のあるハネ品。
数は7~80個。
木地は、大中小の大。
こんな感じです.


昼には、水道の蛇口の修理。
12年くらい使っているものですが、メッキが侵されて、ポツポツと地金が見えています。
家内が「何とかできないか」と言うが、当方は「ウーン」と気のない返事。
ですが、家内が外出する時間を狙ってチョッとした細工をすることに。
写真は、今日の工程。
先ずは、事前の状態。
黒く変色した部分の錆を落し、赤い地金をだしたところ。
修理が不要なところは、セロテープで養生。


次に生漆を擦りこんでから砥粉をまぶしました。
最初に生漆を塗るのは、傷んだ地金に良く浸み込ませるため。
砥粉は持ちを良くするためです。


まあ、1回目はこれぐらいで良いのでしょうが、漆が全体に馴染むようにもう一度、漆。

一日経って乾いてから、次の工程です。
最後に、漆に触らないように、ティシュとセロテープで養生。

1日目は、これでお終い。
完全に直るには、4工程ほど掛かります。
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続・赤胴の小箱

2012-10-30 05:25:00 | 写真
10月30日(火)、晴れ。

幾分暖かい日が続きます。
昨日も、朝一番は赤胴小箱を少々。
その他の時間は、資料の整理とお客様。

赤胴の箱は、朱漆を一塗り。
網目模様は、下張りの布目なんですね。
布のメッシュが、そのまま意匠に。
昔の人の知恵なんですね。
メッシュなので塗りむらが目立たない。

だから、塗るのは楽。
このまま塗り立ておけばヨロシ。
ポイントは、やっぱり厚塗りをしないことですね。
これが乾けば、黒の部分に戻ります。
蓋には余計な傷が付かないように、薄紙を貼りつけています。

昨日のお客様の一人は、島本町から。
11月17日には、島本町で「中将棋教室」。
23日には「中将棋公開対局」が予定されています。
その時に使う、カヤの中将棋盤と中将棋解説用大盤を渡しました。
大盤は、昨年の今頃、半月以上をかけて作ったもの。
手放すとなるとチョッと寂しい気もします。

23日には、同時に「根付け作り教室」も予定しています。
そのための駒木地は、小さな穴をあけたのが200から300枚近く。
これも全部持っていって貰いました。
オッとっととトトッと。
今、これを書いていて気が付いたのですが、少し手元に残して置くのを忘れました。
一部を今度の駒サロンで使うのです。

粗忽。粗忽は生まれつき。
さて、この後どうするかですね。
事情を話して一部を返してもらうのが、1つの方法。
追加して作るのも、1つの方法。
だがこれには、余計な時間を費やさなければなりません。
ウーム、どちらにするかは仕事場に入ってから考えます。





コメント (1)
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駒の写真集

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